ACL日本勢対決、川崎MF中村が新体制の浦和を警戒 「より難しい相手になっている」

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ACL準々決勝第1戦、本拠地で浦和を迎え撃つ川崎 鬼木体制で変化したポイントとは?

 23日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第1戦の日本勢対決に向け、川崎フロンターレのMF中村憲剛がアジアサッカー連盟(AFC)のインタビューに応じた。

 本拠地で迎え撃つ浦和レッズについて「今の調子に関係なく、日本のリーディングクラブの一つ」と警戒を口にしている。

 川崎は今季から鬼木達監督が指揮を執り、このACLに臨んでいる。グループステージでは開幕から4戦連続ドローと無敗で敗退という危機に瀕したが、ラスト2戦の勝利でベスト16へ。そして、ムアントン・ユナイテッド(タイ)を破ってベスト8に進出した。

 中村は、昨季まで指揮した風間八宏前監督からの変化について、「ファイティングスピリット」と「守備の強化」という二つのポイントを語った。

「今季は、今までとはいろいろなことが変化したと感じています。新しい監督の下で変化があり、個人的には完全に新しいチームになったと感じます、我々はかつて良いサッカーをするチームと言われてきたけれども、鬼木監督の下で今のようなファイティングスピリットが強調されて、守備の強化ということにも取り組んできました」

 風間監督の下で川崎は魅力あるポゼッションサッカーを展開しながら、勝負どころで勝ち切れない脆さを内包していると評価されてきた。しかし、鬼木監督の下ではより結果にこだわった姿勢と守備が強調されているという。シーズンの初めはアジャストに苦労したと話す中村だが、「今は監督が求めていることをよく理解しているし、チームとしても固まっている」と自信を見せる。

浦和は「新戦術にもトライしている」

 対照的に浦和は7月29日のリーグ第19節、コンサドーレ札幌戦での敗戦を最後にミハイロ・ペトロヴィッチ監督との契約を解除。堀孝史コーチを監督に昇格させた。それから約3週間のビッグマッチという点では一抹の不安が残り、チーム状態では川崎のほうが上という見方は根強い。7月5日に対戦した直近のゲームでは、川崎が浦和を4-1と圧倒した。

 しかし、中村は浦和に対する警戒感は全く下がっていないと強調する。

「浦和は今でも日本のリーディングクラブの一つです。今の調子が良くないことは関係ないですね。新しい監督の下でチームを再構築し、新しい戦術にもトライしようとしている。だから、より難しい対戦相手になっていると思います。彼らに素晴らしい選手が揃っていることは変化していないわけで、システムだけの問題ですからね」

 この日本勢対決でも、中村はトップ下で攻撃のタクトを振るうことが濃厚だ。日本勢対決となったベスト8は川崎がホームで第1戦を迎える。第2戦を浦和サポーターの強烈な圧力がかかる埼玉スタジアムで迎えるだけに、先勝して優位な状況を作り出せるか注目が集まる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images