カイト、テベス、エインセら…2010年W杯で薬物摂取を許可か

写真拡大

『BBC』は22日、「ロシアのハッキンググループ『ファンシー・ベアーズ』は、サッカーにおける薬物の治療目的使用除外(TUE)リストを暴露した」と報じた。

今回公になったとされるのは、2010年ワールドカップでのTUEや、2015年にドーピング違反で処罰を受けた160選手のリストなどが添付された多くのメールである。

なお、その160名の中でコカイン陽性者が3名、MDMA陽性者が3名含まれているとのこと。

2010年ワールドカップではアルゼンチン代表のカルロス・テベス、フアン・セバスティアン・ベロン、ガブリエル・エインセがベタメタゾン(ステロイド抗炎症薬)を申請していたという。

またオランダ代表のディルク・カイトは歯の痛みの問題があるとのことでデキサメタゾン(ステロイド抗炎症薬)を許された。

ドイツ代表のマリオ・ゴメスは喘息のためサルブタモール(気管拡張薬)を、ニュージーランド代表のライアン・ネルセンはプレドニゾン(合成副腎皮質ホルモン剤)を申告した。

TUEとは、病気や怪我の治療のために禁止薬物の摂取が認められる特別な許可のことである。

薬物を使用しなければならない重要な健康上の問題を抱えていること パフォーマンスを大幅に向上させないこと それ以外の代替手段がないこと

などの条件があり、さらに各国の機関に申告しなければならず、怠った場合は罰せられるという厳しいコントロールがある。そのため、テベスらについても違法ではない。

ただし昨年同じ『ファンシー・ベアーズ』からWADA(国際アンチ・ドーピング機構)のTUE情報が暴露された際には、そのデータから自転車選手のブラッドリー・ウィギンスらに『必要以上にアレルギー治療薬を使っているのではないか』という指摘もあった。