21日、韓国の複数の養鶏場の卵から基準値を超える殺虫剤成分が見つかった問題で、韓国政府が「殺虫剤卵」の人体への影響評価結果を発表、「体に害が及ぶほどの毒性を含有していない」と明らかにした。資料写真。

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2017年8月21日、韓国の複数の養鶏場の卵から基準値を超える殺虫剤成分が見つかった問題で、韓国政府が「殺虫剤卵」の人体への影響評価結果を発表、「体に害が及ぶほどの毒性を含有していない」と明らかにした。

韓国農林水産食品部と食品医薬品安全処の21日の発表によると、殺虫剤「フィプロニル」に汚染された鶏卵の場合、1〜2歳では1日24個、3〜6歳では37個、成人では126個まで食べても体に害はなく、一生の間、毎日2.6個を食べ続けても健康に大きな問題はないという。

両機関はこの数値について「韓国国民のうち鶏卵を特に多く食べる『極端摂取者(上位97.5%)』が殺虫剤が検出された鶏卵を摂取するという『最悪の条件』を設定して評価した結果」とし、結論として「殺虫剤卵は食しても健康に大きな問題はないことが確認された」と明らかにした。国民健康栄養調査(2010〜15年)によれば、韓国人の鶏卵摂取量は1日平均0.46個だ。

また両機関は、養鶏場の全数調査で検出された殺虫剤の量や薬品の特性から、健康に及ぼす影響は少ないと評価した。例えばフィプロニルの場合、検出量が欧州での最大検出量の16分の1にとどまっており、他に見つかった殺虫剤5種についても、食事により摂取した場合でも1カ月程度で体外に排出される性質を持っているというのが理由だ。

両機関は今後、新たに検出されたジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT)などの成分についても同様の評価を行う予定だが、DDTに関して「これまで分かっている資料を基にすれば、危険性はないとみられる」としている。

この発表に対し、韓国の学界などからは早くも反論が出ているというが、ネットユーザーの受け止め方は割れているようだ。「これ、信じられる?」「1日126個も食べたら違う病気になるだろ」「ふざけてるのか?」「それなら関係機関の人間がたくさん食べてくれ」など、まず発表に反発する意見が目に付く。

しかし一方で、「大ごとにはならないから心配するなということだね」「文在寅(ムン・ジェイン)政府の発表だから信頼できる」「安全な食べ物を国が調べてくれるから僕たちは食べていけるんだ」など発表を好意的に受け止めるものや、発表にも不安がる人に「今までその卵を食べてきたのに、卵で死んだ人なんて見たことないだろ」「心配なら食べなきゃいい話だ」と指摘するコメントも少なくない。

さらに「別に危険でもないものに何日も大騒ぎしたのは何だったんだ?」と報道の問題を指摘する声や、「問題ないとは言うけど、それなら基準値は何のためにあるの?」「問題は卵だけじゃないということだよ。汚染された食品は他にいくらでもある。積もり積もって病気になるんだ」と冷静な意見もあった。(翻訳・編集/吉金)