多くのノーベル賞受賞者は、子どものころからずば抜けて賢かったわけではありません。アルバート・アインシュタインでさえ、仕事を始めたばかりのころ、たくさんの失敗をしました。生まれつき才能がある子どもは、いないということです。

多くの人は、自分の子どもを「優秀な子」に育てたいと思っているかもしれません。しかし、我が子に「あなたは賢い」と言って育てていると、燃え尽き症候群になったり、失敗を恐れるようになったりする可能性があります。それよりも、褒め方をちょっと変えてみるだけで、彼らの才能を伸ばしてあげることができるのです。

努力を褒める

Brain Pickingsによれば、スタンフォード大学の心理学者Carol Dweck氏は、モチベーションに関して2つのマインドセットを発見しました。Growth Mindset(しなやかマインドセット)と、Fixed Mindset(こちこちマインドセット)です。しなやかマインドセットの人は、可能性は努力で高められると考えており、課題に挑み、より多くのことを達成する傾向があります。一方、こちこちマインドセットの人は、知性やクリエイティビティは生まれつきのもので、可能性には限界があると考える傾向があるようです。

我が子に「あなたは賢い」と言うのではなく、がんばりと努力を認めてあげましょう。そうすることで、がんばろうという意志が強まり、しなやかマインドセットが発達するはずです。

失敗を認める

しなやかマインドセットと同様、我が子に失敗を許すことでチャレンジ精神が育ち、より多くを学べるようになります。APA PsycNETに掲載されている心理学者のCarol Dweck氏とEllen Leggett氏の研究によると、挑み続ける必要があると自覚している子どもは、難題にうまく立ち向かえるそうです。さらに、失敗を許すことで、自分の才能に批判的にならず、失敗から学べる子になります。

褒め過ぎに注意

子どもを褒めるときは、誠実でいてください。正しいことをしたら認めてあげるのは大事ですが、やりすぎは禁物です。ERICに掲載されている8歳児と9歳児を対象にした研究では、頻繁に寛大であると褒められた子どもたちは、日に日に寛大でなくなったという結果もでています。

やる気を促す

「テストで1位をとるなんてすごい!」と特定の行為を褒めるよりも、「算数好きでうれしいよ!」とやる気を促すことで、別の対象へと探求心を向けさせることができます。アメリカ最大の教育団体「National Educational Assocication」のウェブサイトに掲載された研究によると、子どもの学習に親がかかわっているほど、学校での成績がいいことが示されています。干渉しすぎてはいけませんが、図書館に連れていったり、学校のサッカーチームに参加させたりといった小さなことが、我が子のためになるのです。

また、異なる分野へのやる気を促すことで、1つの分野だけにアイデンティティをおくことを避けられます。たとえば、「算数好きの子」というレッテルを貼ってしまうと、図工や体育といった苦手科目にチャレンジしなくなるかもしれません。それよりも、努力すれば何でも学ぶことができると言ってあげてはいかがでしょう。

What To Tell Kids Instead of "You're So Smart" | Lifehacker US

Image: AlesiaKan/Shutterstock.com

Source: Brain Pickings, APA psycNET, ERIC, NEA