川崎は初のアジア制覇を目指す。エース小林が得点ランク3位の11得点をマークするなど好調。中盤も中村、大島が抜群の存在感を見せている。

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アジア・チャンピオンズリーグ準々決勝 第1戦
川崎フロンターレ×浦和レッズ
8月23日/19:00/等々力陸上競技場

 
川崎フロンターレ
今大会の戦績:4勝4分0敗 15得点・5失点
 
 前哨戦となったJ1リーグ13節(7月5日)の対戦では4-1と完勝。ペトロヴィッチ体制下で初めて4-4-2を採用した浦和の間隙を巧みに突いてゴールを重ねた。前回対戦後は、リーグ中断明けに磐田に2-5の大敗を喫するなど一時的な足踏みもあったが、ここ3試合は新潟、鹿島、札幌を相手に3連勝。状態は悪くない。
 
 予想スタメンのポイントは2点。前線とセンターバックの組み合わせだ。特に前線では家長の起用法に注目が集まる。22節の鹿島戦で移籍後リーグ戦初ゴールを挙げるなど調子を上げている男は、右サイドハーフとして存在感を見せつつある。それだけに、ここ2戦通りに先発を果たすか。一方で攻守のバランスを考えれば、トップに阿部、中盤右に小林、中盤左に登里を起用する“従来”の形も考えられる。「攻撃的に戦いたい」と話す指揮官がどのような決断を下すかのが注目される。
 
 最終ラインでは、谷口の相棒の座を奈良とエドゥアルドが争う。リーグ戦ここ3試合では奈良が先発を勝ち取ったが、それ以前はエドゥアルドが定位置を掴んでいただけに、どちらが先発しても不思議はない。
 
 前哨戦では快勝したものの、相手は体制を変えてきているだけに「まったく別のチーム」(鬼木監督)との認識だ。果たして初のベスト4進出を果たせるか。新たな歴史を刻むためにも、まずは第1戦でアドバンテージを得たい。
 
川崎:ACLこれまでの勝ち上がり
GS1/2月22日/水原三星/△1-1
得点者=小林
 
GS2/3月1日/イースタンSC/△1-1
得点者=板倉
 
GS3/3月14日/広州恒大 △1-1
得点者=小林(PK)
 
GS4/4月12日/広州恒大 △0-0
 
GS5/4月25日/水原三星 〇1-0
得点者=奈良
 
GS6/5月9日/イースタンSC 〇4-0
得点者=ハイネル、谷口、長谷川、奈良
 
R16 殖儀23日/ムアントン・U 〇3-1
得点者=中村、小林、阿部
 
R16◆殖儀30日/ムアントン・U 〇4-1
得点者=小林、長谷川、E・ネット、ハイネル
 
アジア・チャンピオンズリーグ準々決勝 第1戦
川崎フロンターレ×浦和レッズ
8月23日/19:00/等々力陸上競技場
 
浦和レッズ
今大会の戦績:5勝0分3敗 21得点・9失点
 
 堀新体制となってからの3試合は、2勝1分けと黒星こそないものの、その内容は決して手放しで称えられるものではない。勝利した直近のリーグ23節・FC東京戦(〇2-1)後も、指揮官は「相手のボールの時間が長く、選手に力を使わせてしまった」と、連勝にも歯切れの悪いコメントを残している。
 
 チームは新体制移行後から非公開でのトレーニングが続き、スタメンは読みにくいが、とりわけウイングバックと前線は流動的。左ウイングバックは負傷でFC東京戦を欠場した宇賀神の状況次第で、その試合で左WBを務めた菊池が右サイドへ回ることも考えられる。前線はKLMのコンビネーションが良好だ。FC東京戦の2ゴールはいずれも流れるような連係から生まれた。R・シルバがスタメンなら、李が切り札となる。
 
 またスルガ銀行CSで負傷した森脇は「数試合は出られない」(堀監督)見込みで、右ストッパーには湘南時代に“本職”としていた遠藤がFC東京戦に続き起用されそうだ。本来のアグレッシブにギャップを突く攻め上がりが見られるか。
 
 指揮官の交代以後、菊池の台頭や順調なフィットを見せる新戦力のマウリシオなど、前回対戦にはなかった好材料もある。リーグ戦では大敗を喫してしまった因縁の敵地で、あの悪夢を払拭する結果を得られるか。
 
浦和:ACLここまでの勝ち上がり
GS1/2月21日/WSW 〇4-0
得点者=興梠、李、槙野、R・シルバ
 
GS2/2月28日/FCソウル 〇5-2
得点者=武藤、李、関根、宇賀神、駒井
 
GS3/3月15日/上海上港 ●2-3
得点者=R・シルバ、遠藤
 
GS4/4月11日/上海上港 〇1-0
得点者=R・シルバ
 
GS5/4月26日/WSW 〇6-1
得点者=R・シルバ◆関根、ズラタン、李、興梠
 
GS6/5月10日/FCソウル ●0-1
 
R16 殖儀24日/済州 ●0-2
 
R16◆殖儀31日/済州 〇3-0
得点者=興梠、李、森脇