ここ数シーズンのマドリーのタイトルラッシュに貢献しているナバス。ジダン監督からの信頼も厚いが……。14年の加入以来、常にペレス監督による代役探しの噂が彼には付きまとっている。 (C) Getty Images

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 レアル・マドリー、というよりフロレンティーノ・ペレス会長をはじめとするフロント陣が以前からご執心なのが、マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表の正GK、ダビド・デ・ヘアである。

 このマドリード出身の26歳の守護神とは、2年前の夏に移籍市場最終日で話しがまとまったものの、マンチェスター・Uの必要書類のファックス送信が間に合わずに移籍がご破算となったという、信じられないようなエピソードがある。
 
 今夏、ジャンルイジ・ドンナルンマ(ミラン)、ティボー・クルトワ(チェルシー)の獲得に失敗したマドリーは、再びデ・ヘア獲得に乗り出し、6000万ユーロ(約77億円)を提示したものの断られ、逆にマンチェスター・Uからのアルバロ・モラタ+2500万ユーロ(約32億円)という案はマドリーが突っぱねたという。
 
 デ・ヘアもマドリー移籍を望んでいるといわれるが、なかなか結ばれることのない両者。結局、シーズンが開幕した今、移籍市場は開いているとはいえ、この件において進展はなく、『スカイ・スポーツ』によると、ペレス会長は来夏にデ・ヘア獲得を目指すことにしたという。
 
 マドリーのゴールマウスは現在、コスタリカ代表GKのケイラー・ナバスが守っており、ジネディーヌ・ジダン監督も彼を高く評価し、継続して起用することを望んでいる。実際、ナバスは好セーブを連発し、彼の存在が結果に大きな影響を与えたという試合も少なからずあった。
 
 しかし一方で、ポジショニングのミスを連発して多くの失点を喫したのも事実であり、ペレス会長はシーズンを通してのナバスのパフォーマンスには満足していないようだ。そして『Diario Gol』によると、会長はすでにナバス本人に対し、今シーズン限りでチームを去ることになると通告したという。
 
 ナバスは他クラブへの移籍を望んでおらず、仮にデ・ヘアら主力級のGKが到来したとしても、ポジション争いに臨む構えであるというが……。
 
 報道が本当であれば、果たしてこのペレス会長の非情とも言える人事は、どのような結末を生み出すのか。ナバス、デ・ヘアの両GKのパフォーマンスも合わせて、今後の移籍市場の動向に注目していきたい。