レオナルド・ボヌッチ【写真:Getty Images】

写真拡大

セリエA王者ユベントスからミランへ電撃移籍…移籍1年目でキャプテンの大役

 イタリア・セリエA、ACミランは8月20日に行われた開幕戦でクロトーネを3-0で下し、2017-18シーズン初勝利を飾った。試合後にはクラブが公式ツイッターで、チームメイトに火をつけるべく猛檄を飛ばす“闘将”の姿を公開。感銘を受けたファンからは、「キャプテンという言葉は彼のためにある」「ミランに舞い降りた救世主」と称賛の言葉が相次いでいる。

 セリエAの絶対王者ユベントスから電撃移籍を果たしたイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチの左腕には、キャプテンマークが輝いていた。

 ユベントスで守備の要として高い評価を得てきたボヌッチは、17日のUEFAヨーロッパリーグ・プレーオフ初戦(マケドニア1部シュケンディヤ戦)で、118年のミランの歴史で史上3人目となるデビュー戦でキャプテンマークを巻き、クロトーネ戦を迎えた。

 ミランは14-15シーズン以降、10位、7位、6位と低迷し、今季は復権を期す重要な1年。クラブは公式ツイッターでベンチメンバーも加えた試合前の円陣で、どんなやりとりが行われていたかが収められた動画を公開した。そこでは、キャプテンのボヌッチがチームメイトに熱い想いをぶつけている。

円陣で同僚を鼓舞「俺たちがACミランに栄光の日々を取り戻させるんだ」

「いいか。俺たちはこれから新たな冒険に足を踏み出す。どうやって乗り越えていく? 俺たちはACミランだ。全員で一致団結して進んでいくんだ。なぜか分かるか? 俺たちがACミランに栄光の日々を取り戻させるからだ!」

 ひと呼吸おき、ボヌッチはさらに言葉を続ける。

「ACミランは価値ある存在だ。そう、俺たちは重要な存在になる。なぜかと言えば、俺たちにはサパタがいる、スソがいる。コーチにはマッラ、カッチャもいる。ソリッドなチームじゃないか」と一人一人を指差しながら力説。「俺たちはもっともっと、日に日に強いチームになれるんだ。さらなる脚光を浴びるグループになっていく。その上で、俺たちは団結して戦っていかなければならない」と士気を高めた。

 そして、最後に「すべての試合でチームとしてプレーし、チームのために戦うんだ。そして、俺たちはチームとして勝つんだ! いいかお前ら、よし、いくぞ!!」とメンバーに喝。円陣が解かれると、敵地まで駆け付けたスタンドのサポーターから割れんばかりの歓声が送られた。

スイッチが入った同僚が3ゴール…ファンも興奮「ミランはもう路頭に迷わない」

 およそ30秒の“熱すぎるスピーチ”でスイッチが入ったチームメイトたちは、試合で躍動を見せた。前半6分にコートジボワール代表MFフランク・ケシエが先制ゴールを決めると、同18分にはU-19イタリア代表FWパトリック・クトローネが追加点。その6分後には、ボヌッチに名前を挙げられたMFスソがチーム3点目を記録し、快勝した。

 ミランが更新したボヌッチ熱弁の投稿には、ファンからコメントが殺到。「リーダーシップの象徴だ」「キャプテンという言葉は彼のためにある」「真のリーダーだ」「ミランに舞い降りた救世主」「ミランはもう路頭に迷わない。先頭にボヌッチがいるのだから」と頼もしいキャプテンへの言葉で埋め尽くされた。

 暗黒時代から抜け出そうとしているミランは、唯一無二のキャプテンシーを発揮する“闘将”の下で確かな第一歩を踏み出した。