寝ている間に知らずうちに言葉を発してしまう「寝言」。寝言についてはわかっていないことも多く、よほどのレベルでなければ、くしゃみやしゃっくりのように無視されがちな現象です。しかし寝言にも健康に関する意外な事実が潜んでいたのです。

"寝言は眠りの浅いときに出るもの"はウソ?!

寝言は眠りの浅いときに出る、というのを聞いたことがないでしょうか。これは間違いではありませんが、実際は眠りが浅いときはもちろんのこと、眠りが深いときでも寝言は起こるそう。ちなみに眠りが浅いときはレム睡眠と言い、眠りが深いときをノンレム睡眠と言います。そして眠りが浅いレム睡眠時の寝言は問題ない場合が多いようですが、ノンレム睡眠時に出る寝言には注意が必要というのです。

ノンレム睡眠時の寝言がどうして悪いの?

眠りが浅いレム睡眠時というのは、身体は休んではいるのに脳は活動している状態の睡眠。夢をよく見るのもこのレム睡眠のときです。ですからこのときに出る寝言は夢に連動していることも多いのです。ただしレム睡眠時の寝言は奇想天外な内容が多いようですから、あまり人に聞かれたくないですよね。そして問題なのがノンレム睡眠時の寝言で、それもはっきりとした発言が出る寝言です。ノンレム睡眠時は本来身体も脳も休んでいる状態であるはずなので、このタイミングではっかりとした発言の寝言がでてしまうということは、本来休んでいるべき脳が活動しているサイン。これは脳に何かしらの異常を伴っている可能性もあるというのです。

どのような脳の異常が想定されるの?

もし自分もしくは周囲の人間で、ノンレム睡眠時にはっきりとした言葉の寝言を言っていた場合、その該当者は、パーキンソン病、レビー小体型認知症、うつ、といった病気の前兆である可能性も想定できると言います。日常の出来事に関することや、負の感情を寝言で発している人はノンレム睡眠時の寝言の典型例なので、特に注意が必要です。

脳の異常とは別の寝言の危険性

眠りが深いノンレム睡眠時の寝言の危険性に対して、実は眠りが浅いレム睡眠時の寝言でも次のような場合は危険です。寝ているにも関わらず立ち上がったり動き出してしまう場合。こういった夢と現実を区別できず行動してしまうのをレム睡眠行動障害と言います。このレム睡眠行動障害を伴うと思いがけない行動をしてしまったり、近くに寝ている家族に暴力を振るってしまうこともあるのです。普段の寝言も、あまりにひどい場合はレム睡眠行動障害の前兆かもしれません。寝言は眠りが浅い、深いに関わらず、思わぬ病気が隠されていることがあるのですね。(悪夢を見てしまう原因)も合わせてチェックしてみたくださいね。


writer:サプリ編集部