中国高速鉄道の新車両「復興号」がなぜ、北京―上海高速鉄道で全国に先駆けて時速350キロでの運転を実現するのか。それは、多くの面で重要な意義を持っているからだ。写真は復興号。

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▽なぜ北京―上海高速鉄道で時速引き上げ?

中国高速鉄道の新車両「復興号」がなぜ、北京―上海高速鉄道で全国に先駆けて時速350キロでの運転を実現するのか。それは北京―上海高速鉄道はわが国最初の高速鉄道ではないにもかかわらず、多くの面で重要な意義を持っているからだ。光明日報が21日付で伝えた。

データによると、運営開始からの6年間、北京―上海高速鉄道は累計で6億3000万人の旅客を送り、その数は年に1億人以上だという。現在、北京―上海高速鉄道では日に400余りの列車が運行されている。

鉄道本社の関係者によると、「復興号」が時速350キロを実現することで市場のニーズをより良く満たすことができるという。このほか、北京―上海高速鉄道が最初に建設された時の時速350キロの目標を実現することもできるようになった。

▽時速引き上げは安全なのか?

2011年に減速する前に、中国では四つの高速鉄道が時速350キロで運行していた。ここ数年、高速鉄道を加速してほしいという願いが再び話題になったが、その安全性の問題を無視してはいけない。

「北京―上海高速鉄道は中国の最高基準に基づいて建設された高速鉄道です。『復興号』は時速350キロの基準に従って開発された列車です。だから、『復興号』を北京―上海高速鉄道で350キロで運転することは、技術面の安全性、信頼性、快適性から見れば、全く問題がありません」と中国鉄道本社の責任者は述べた。

また、今年7月、鉄道本社は北京―上海高速鉄道で「復興号」の試験運行を行った。専門家は同鉄道が時速350キロの運転要求を満たすという考えで一致したという。

▽全ての高速鉄道は速度を向上させる必要がある?

中国ですでに建設された2万2000キロメートルの高速鉄道のうち、約3分の1は時速350キロの基準で建設されたものである。北京―上海高速鉄道の速度向上は、中国の高速鉄道が全面的な速度向上を迎えることを意味しているのか。

中国工程院の何華武院士は、高速鉄道の速度向上のためには時間が必要だとしている。またコントロールの面から考えても新たな挑戦である。さらに、経済と社会の利益を総合的に考慮しなければならないと示した。

例えば「復興号」の場合、時速を300キロから350キロにまで向上させるには、エネルギー消耗が20〜30%増加するが、総合的な利益から見ると、時間が節約できるだけでなく、沿線都市により多くの社会利益をもたらすことも期待できるという。しかし、他の高速鉄道が同じような利益をもたらすことができるかどうかについては、具体的な分析をする必要があるという。(提供/環球網・編集/インナ)