(写真提供=SPORTS KOREA)

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平昌五輪を間近に控え、五輪連覇を狙う羽生結弦に注目が集まっているが、お隣・韓国に、羽生をはじめとした日本人選手たちと親交の深い選手がいることを知っているだろうか。

キム・ジンソがその人だ。

現在20歳の彼は、韓国で五輪代表候補の筆頭に挙げられる有望株で、2015年には国際スケート大会「アイススター」で優勝するなど数々の実績を残している。

また、「ISUフィギュアスケート世界選手権2014」ではショートプログラムとフリーの合計202.80点を記録。韓国の男子フィギュア選手として初めて200点を突破する快挙を達成している。

宇野昌磨との関係

注目すべきは、日本人選手との交友関係の広さだ。

例えば宇野昌磨、田中刑事とは親しい間柄であると韓国メディアが伝えている。

また、今年2月に札幌で開かれた冬季アジア大会の際には、こんなこともあった。

2月26日のフリーの演技の際、キム・ジンソは衣装を忘れてしまい、結局、衣装はフリーが始まる5分前に届いた。

慌ただしい状況の中、キム・ジンソは無良崇人に「大丈夫。落ち着いて」と声をかけられ心を落ち着かせたのだという。

その後のフリーでキム・ジンソは、トリプルアクセルなどをしっかり決め、7位に入る健闘を見せた。

羽生が韓国語で挨拶

こうした日本人選手との交流があるのは、彼が日本で練習を行っているからだ。

キム・ジンソは無良崇人の父である隆志コーチに師事しており、2016年には岡山県で10カ月間練習を行っている。

日本のトップ選手たちとともに練習を行い、無良隆志コーチの指導で4回転ジャンプも習得したのだという。現在は日本語も堪能だ。

キム・ジンソは、「選手たちを見ながらたくさんのことを学びました。また、無良崇人選手の練習も見て、すごく力になりました」と語っている。

快活な性格ですぐに人と打ち解けられるというキム・ジンソは、羽生結弦とも交流があるらしく、韓国メディアに対し、羽生結弦とこんな会話を交わしたと明かしている。

「羽生選手は国際大会の場でたくさん会うんですが、韓国語で“オレンマニムニダ”(お久しぶりです)と挨拶してくれます」

韓国語での挨拶とは、礼儀正しいことで知られる羽生らしいエピソードだと言えるかもしれない。
(参考記事:韓国でも有名な羽生結弦、別名「ウセンキョルヒョン」とはどんな意味?

このようなキム・ジンソと日本人選手との交流は、日本と韓国の関係をより近づけてくれるものだと言える。

それだけに、今後もこうした関係が続いていくことを願わずにはいられない。

キム・ジンソの平昌五輪出場は未定だが、いずれにせよ、大会中に日本人選手と顔を合わせる機会ぐらいはあるだろう。

そのときにどんな会話が交わされるのか、今から楽しみだ。

(文=李 仁守)