昨シーズンのモナコの躍進を支えたファビーニョ(左)とエムバペ(右)。この2人を引き抜ければ、ライバルの戦力ダウンも見込め、パリSGにとってはこれ以上ない補強となるが。 (C) REUTERS/AFLO

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 またもパリ・サンジェルマンが移籍市場を揺るがす投資を行ないそうだ。イタリアの『スカイ・スポーツ』が現地時間8月21日、同クラブがモナコからフランス代表FWのキリアン・エムバペとブラジル代表DFのファビーニョの獲得に迫っていると伝えた。
 
 パリSGが8月3日にバルセロナからネイマールを史上最高額の2億2200万ユーロ(約284億円)で買い取ったのは記憶に新しい。そのブラジル代表FWは、フランス・デビューから2試合で3得点と鮮烈な活躍を見せてもいる。
 
 それでも満足できないのだろうか。パリSGはメガクラブ垂涎の神童エムバペの獲得を模索している。スペイン紙『ムンド・デポルティボ』によれば、同クラブはモナコに対して、1億8000万ユーロ(約230億4000万円)+ボーナスで総額2億ユーロ(約256億円)をすでに提示したという。
 
 しかし、イタリア版スカイ・スポーツによれば、モナコはこれを一蹴。パリSGに対して、1億4000万ユーロ(約179億2000万円)に加えて、ブラジル代表MFルーカスの譲渡という“逆オファー”を提示し、パリSGもこれに合意したと報じている。
 
 一方で、英国版スカイ・スポーツは、ネイマール獲得によりUEFAから目を付けられているパリSGはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)を遵守しなければならないため、「今シーズンはエムバペをローンで獲得する」と見立てている。
 
 さらにパリSGの補強はこれだけに留まらない。イタリア版スカイ・スポーツは、パリSGがモナコから主力DFのファビーニョの引き抜きも画策していると伝え、その金額が6000万ユーロ(約76億8000万円)に上るものだと報じた。
 
 本職の右サイドバックに加えセンターハーフでも機能するファビーニョを獲得できれば、パリSGにとっては大きな補強。しかし、エムバペを含めれば総額2億ユーロ(約256億円)のオペレーションとなるため、やはりFFP抵触の不安は否めない。
 
 パリSGはアテム・ベン・アルファやグジェゴシュ・クリホビアク、セルジュ・オーリエなどの余剰戦力を放出し、少しでも収支を合わせようと動いている。

 とはいえ、実質的にカタールという国がオーナーとなっているクラブは、ネイマール獲得時にFFP回避術を見せてもいる。親会社とスポンサー契約を結ぶ選手へ給料という形で284億円を手渡し、バルサに契約解除金を支払わせたと言われている。

 それゆえ、今回のエムバペ&ファビーニョ獲得に関しても何らかの策を練っているに違いない。
 
 はたして、パリSGの天井知らずの投資は実現するのか? 欧州の移籍市場が閉じる8月31日にまで、その動向から目が離せない。