【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、来月初めのロシア訪問を皮切りに下半期の首脳外交日程を開始する。

 文大統領は6〜7月に米国とドイツを訪れ、米中日ロの朝鮮半島周辺主要4カ国や欧州との外交関係を復元し、主要20カ国・地域(G20)首脳会議で多国間外交舞台にデビューした。

 新政権の国政運営に必要な組織再編と人事を終え、政策の大枠を固めたことから、来月からは3カ月で4カ国を訪問するハードスケジュールをこなし、さらに次元の高い首脳外交を展開して成果を出したい考えだ。

 文大統領は9月6〜7日にロシア・ウラジオストクで開催される「東方経済フォーラム」に出席し、演説する。ロシアのプーチン大統領との首脳会談も行う。両氏はドイツ・ハンブルクで先月7日(現地時間)、G20首脳会議に合わせて初の首脳会談を行った。文大統領はロシアで、北朝鮮核問題の解決に向けた構想や、ガス・電力などのエネルギー協力を含む北方経済協力ビジョンを提示するとみられる。

 9月中旬には米ニューヨークを訪問し、国連総会で演説する。国連安全保障理事会が先ごろ北朝鮮の輸出額の3分の1を削減する内容の制裁決議を採択したことを受け、北朝鮮を対話に引っ張り出すための国際社会の協力を促す場になる確率が高い。

 11月10〜11日にはアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するためベトナムを、同13〜14日には東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(韓中日)と東アジア首脳会議(EAS)に出席するためフィリピンを訪問する。文大統領は就任後に行ったインドネシアのジョコ大統領との電話会談でASEAN加盟国との関係を強化する考えを伝えており、訪問を機に東南アジア諸国との交流促進策を多角的に話し合うとみられる。