南部・屏東県にスーパーフード「台湾キヌア」を紹介するスポット誕生

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(屏東 22日 中央社)南部・屏東県に21日、「穀物のルビー」と呼ばれる栄養価の高い台湾キヌア(赤キヌア)を紹介し、関連商品を展示販売する「紅藜故事館」(三地門郷瑪家村)がオープンした。台湾キヌアについての知識を深めることができるほか、せっけん、パックなど、食用以外の目的で開発された製品なども購入できる。

台湾固有種の台湾キヌアは、原住民族(先住民)がアワ酒を作るときに用いるだけで産業化には至らなかった。絶滅しかけた時期があったものの、約10年前、屏東科技大学の蔡碧仁教授率いる研究チームによって栄養価の高さが証明され、一躍脚光を浴びるようになった。タンパク質や食物繊維が豊富であるほか、抗ストレス作用のあるギャバ(GABA)を含むため、気持ちを落ち着かせる効果もあるという。屏東県政府は新たな地元産業と位置付け、栽培規模拡大や商品開発に力を注いでいる。

開幕式には、蔡教授に原生種を提供したという陰の立役者、104歳の女性、巴鳳英さんが、孫娘に付き添われて出席した。手の甲に入れ墨を施した昔ながらのパイワン族で、伝統作物を根絶やしにしてはならないという両親の教えを忠実に守り、細々と台湾キヌアを育てていたという。

(郭シセン/編集:塚越西穂)