加勢に駆けつけた17歳のウィルソンと激しくやり合うウィルシェア。2人は一発レッドで退場に。 (C)Getty Images

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 アーセナルの悩める天才ジャック・ウィルシェア(25歳)が、試合中に乱闘騒ぎを起こして一発退場を命じられた。
 
 昨シーズンにレンタル先のボーンマスで左腓骨を骨折し、アーセナル復帰後はU-23チームで一時的に調整していたウィルシェア。ことの発端は、敵の悪質なタックルだった。
 
 各クラブのU-23チーム同士で争われるプレミアリーグ2の第2節、マンチェスター・シティ戦の63分だった。中盤でボールを収めたウィルシェアは、逆サイドにパスを送る。その瞬間、ものすごい勢いで詰め寄ってきたシティのMFマット・スミス(17歳)の激しいチャージを受けてピッチに叩きつけられた。明らかなレイトタックルだ。
 
 誰よりも怪我に悩まされてきたウィルシェアにとって、その行為は許し難かった。立ち上がりざまに、スミスを突き飛ばす。すると、加勢に駆けつけたシティのDFタイレク・ウィルソン(17歳)と激しい掴み合いに。周囲がすかさず割って入り2人は引き離されたものの、ウィルシェアとウィルソンにはレッドカードが提示された。
 
 それだけでは終わらない。ピッチを後にしてドレッシングルームに向かう通路に入ると、そこでも2人は揉めはじめたのだ。両軍のスタッフが再び引き離して事なきを得たが、この行為でウィルシェアには何らかの処分が下るかもしれない。
 
 情状酌量の余地があるとはいえ、冷静さを欠いてしまったウィルシェア。その溢れる闘争心とエネルギーは、プレーで発揮すべきだろう。アーセナルのトップチームで仲間を叱咤激励し、イレブンを牽引しているウィルシェアの姿を早く見たいものだ。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部