21日、韓国メディアによると、親友の女性に国の機密情報を漏らした件をきっかけに弾劾された韓国の朴槿恵前大統領の任期中の成果をまとめた「政策白書」が発刊されたが、その内容が「自画自賛のオンパレードだ」として批判を浴びている。資料写真。

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2017年8月21日、韓国・KBSによると、親友の女性に国の機密情報を漏らした件をきっかけに弾劾された韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領の任期中の成果をまとめた「政策白書」が当時の秘書室によって作成・発刊されたが、その内容が「自画自賛のオンパレードだ」として批判を浴びている。

約3000の公共機関に配布された「朴槿恵政府の政策白書」で、ハン・クァンオク秘書室長は「朴槿恵政府は希望の新時代を開くために全力を尽くした」と主張。国政課題の85%が実現、または正常に推進されたと高く評価している。また、「一部で成果を上げることができなかった」としているが、その理由として「朴前大統領の弾劾」には言及せず、「予想外の政策状況の変化があったため」と説明している。

14年4月に発生した旅客船セウォル号惨事をめぐっては「惨事後に安全管理システムを革新した」と評価している。しかし、なぜ救助が遅れたかについては言及していない。惨事当日の大統領の行動についても「中央災害安全対策本部を訪問」の1行で終わっている。

15年末の日韓慰安婦合意についても「画期的な前進であり、大統領の強い意志があったからこそ可能だった」という元朝日新聞主筆の評価を掲載するなど、肯定的に記述している。

同白書の作成には5億ウォン(約4800万円)の予算が投入されたという。

これについて、韓国のネットユーザーからは「弾劾されたのにずうずうしい」「そこらへんの漫画より笑える」「こんなものに5億ウォンも使ったの?」「また税金の無駄遣い?まあ、そのお金を国民のために使える大統領なら弾劾されることもなかっただろうけど」など批判的なコメントが多く寄せられている。

そのほか「朴槿恵がした偉大なことは、韓国の保守政権の無能さを国民にはっきりと示したこと」「今も昔も権力者の自画自賛の終わりは『悲劇』だ。自画自賛してもいいことは一つもない」などと主張する声も。

一方で「朴前大統領には素晴らしい成果もたくさんあった。国のために働いていたと思うよ」と朴槿恵政府を擁護するコメントもみられた。(翻訳・編集/堂本)