PGAツアーレギュラーシーズン終了、ポイントランク1位でプレーオフへ

 海外男子ゴルフのPGAツアーは、クライマックスとなるフェデックスカップ・プレーオフがついに幕を開ける。現在、獲得ポイントと賞金ランキングでトップの松山英樹(レクサス)は、9月20日開幕のツアーチャンピオンシップ(イーストレイクGC)終了時点で首位を守ることができれば、1000万ドル(約11億円)という“ビッグボーナス”を手にする。「年間王者」という偉業に挑戦する日本のエースは、「自信がないとは言わない」と静かな自信をのぞかせている。PGA公式サイトが報じた。

 今季米ツアー3勝の松山は、ポイントランク首位でプレーオフへと駒を進めた。2位のジャスティン・トーマス(米国)とは180ポイント差、3位のジョーダン・スピース(米国)とは198ポイント差。初のメジャータイトルこそ手にできなかったが、ツアー中でも誰よりも遅くまで練習を積み重ねる努力家で知られる松山は、記事で自分の流儀について改めて答えている。

「まだやらなければいけないことはたくさんある。そのことで自分に自信がないとは言いませんけど。努力と準備を続け、自分のベストを尽くす。いつの日か(自分が理想とする)レベルにたどり着きたい」

 今季、四大大会の全英オープンを制したスピース(24歳)と全米プロゴルフ選手権を制したトーマス(24歳)、さらにポイントと賞金ランクで首位を走る松山(25歳)はいずれも25歳以下。男子ゴルフ界を席巻する“新世代”の旗手の1人に上り詰めたが、PGA公式サイトは記事で松山が他の若手とは一線を画していると記している。

PGAも松山の姿勢を評価「バーディーを生み出すことにより集中している」

「PGAツアーを支配している若い選手たちはソーシャルメディアの採用者だ。ジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマス、リッキー・ファウラーの人気の理由でもある。彼らは未だに“SB2K16”の質問を集めているのだから」

「SB2K16」とは「2016年の春休み」の意。スピース、ファウラー(米国)、トーマス、そしてスマイリー・カウフマン(米国)の4人は、昨年4月にバハマで休暇を過ごした様子をツイッターで公開。若きスーパースターたちがオフ風景を紹介した際のハッシュタグは、トレンドワードになった。

 だが、その一方で松山はストイックな姿勢を貫く。

「マツヤマはヘッドラインを提供するよりも、バーディーを生み出すことにより集中している。彼はプライベートを守り、国から注がれている視線に気を配る思慮深さがある。日本はゴルフに熱心な国だ。彼は、日本(の男子)で初めてメジャー制覇を成し遂げる多大な期待を背負っている」

 記事では、松山がゴルフに真摯に向き合う姿勢が高く評価されている。

 ゴルフ界を席巻するニューウェーブの中でも、一線を画す松山は年間王者に輝くのか。世界も注目している。