画像提供:マイナビニュース

写真拡大

SUPLUSは8月22日、100年以上の歴史と伝統を持つ老舗蘭州ラーメン店「馬子禄(マーズルー)」を神田神保町(東京都)にオープンした。日本では、「蘭州ラーメン」と言われてピンとくる人は少ないかもしれないが、中国では最も有名なラーメンなのだそう。牛骨や薬膳スパイスを使ったラーメンらしいけど……どんな味だろう?

○「馬子禄(マーズルー)」ってどんな店?

シルクロードの甘粛省の省都である蘭州市で、100年以上、蘭州牛肉面を提供している同店は、数ある蘭州ラーメン店の中から唯一、中国政府から「中華老字号(中華老舗ブランド)」に認定されている。とは言え、格調高い高級店というわけではなく、朝食にさって寄ってさって食べてさって帰るような、大衆食堂とのこと。

中国にある「馬子禄」の本店は、6時半から14時までの営業時間中、行列が絶えることのない大人気店らしい。この度、日本に出店するために、一番おいしいお店を求めて食べ歩いた結果、この「馬子禄」に行き着いたという。なんとかその味を日本店で実現できないかと交渉するために、3年間何度も中国へ足を運び、信頼を得る努力を続けたのだそうだ。

味は特に日本人にあわせてアレンジせず、現地の味をそのまま表現。ちなみに、同店はハラル認証店(「ハラル」とは、イスラム法上で食べることが許されている料理のこと)なので、イスラム教徒の方も安心して食べることができる。

○そもそも「蘭州ラーメン」って?

蘭州ラーメンとは、中国で最も有名なラーメンで、牛骨や牛肉を薬膳スパイスと一緒に長時間煮込んだスープ、職人が小麦粉の生地を手で引っ張って手打ちする麺が特徴。元々、拉麺(ラーメン)の「拉」は"引っ張る"という意味で、蘭州ラーメンは麺の生地の塊を手で引っ張って繰り返し延ばすことにより、様々な太さの麺を作ることができるらしい。

○「蘭州牛肉面」を実食!

同店、なんとメニューはこの「蘭州牛肉面」(880円)で、1種類のみ。しかし、麺の種類(細麺、平麺、三角麺)やパクチー抜き、パクチーの大盛り(120円)、牛肉大盛り(200円)などを選択することは可能だ。今回は最もポピュラーだという細麺を注文した。

店内はオープンキッチンになっており、ラーメンを待っている間、職人が麺を延ばしている様子を眺めることができる。大きな塊があっという間に手延べされていき、見ている分には気持ちがいいのだが、実際は生地を延ばすことだけでも一苦労なんだとか。さすが、現地での修行で磨かれた職人技である。

ついに、「蘭州牛肉面」が目の前に登場。ハッカクの匂いが結構強い。ラー油、パクチー、葉ニンニク、薬膳で煮込んだ牛肉、大根がトッピングされていた。

スープをすくってみると、きれいな透明スープだ。ちょうどスープの撮影をしているところへ、店員から、麺がのびやすいので、早めに食べた方がいいとアドバイスをいただいた。はい! 早速いただきます!!

まずはスープを飲んでみる。ん!? ハッカクの匂いから、結構、薬膳が効いているのかと想像していたが、意外とクセがない! 牛肉や牛骨の出汁も利いているので、スープ自体の味は濃いのだが、とてもあっさりしている。続いて、麺をすすってみる。つるつるだ! 日本の一般的なラーメンの麺とは異なり、細くてつるつるのうどんに近い印象を受けた。

トッピングされている牛肉もまた、薬膳スパイスで煮込まれたもの。小さなサイコロのような形をしたものと、薄くスライスされたものの2種類がトッピングされている。とても柔らかく、脂も少ないので、食べやすい。また、同じくトッピングされている薄切りの大根は、味がよく染みていて、やさしい味。全体的にあっさりしているが、ラー油と葉ニンニクの存在感もしっかりあった。

初めて食べた中国伝統の味「蘭州牛肉面」は、食べ応えがあるのにヘルシーで、罪悪感なく食べられるラーメンだった。本国では、朝食に食べることが多いそうだが、ランチはもちろん、「あまり食欲が……」という時などにも食べやすそうな同料理。ぜひ、足を運んでみてはいかがだろうか。

●information

「馬子禄牛肉面(マーズルーぎゅうにくめん)」

住所:東京都千代田区神田神保町1-3-18

アクセス:神保町駅 A7出口から、「はなまるうどん」を右側に見て靖国通りを小川町方面に直進。「悠久堂書店」と「村山書店」の並び、徒歩3分

営業時間:11:00〜21:00

※価格は税込