チャナティップ加入のJ1札幌、「ハイライト編集」で工夫していること

写真拡大 (全3枚)

デジタル分野における映像配信に変化が見られるJリーグ中継。

全試合のゴールやハイライト映像が公式サイトでチェックでき、SNSにもすぐさま拡散されるようになった。

『DAZN』が参入して以降は試合映像の著作権管理をJリーグ側が行っており、一定の時間であれば試合映像を無料で配信できる権利が各クラブに与えられている。

そのため、Jリーグが配信しているものより長編のハイライト映像を投稿しているクラブも多く、J1では浦和レッズとサガン鳥栖を除く16チームは実施している。

そうしたハイライトは基本的に『DAZN』中継でまとめられた映像がそのまま使われているのだが、北海道コンサドーレ札幌は独自に編集した映像を用いている。

BGMを用い、必ず四方田修平監督のフラッシュインタビューから始まる札幌のハイライト。

札幌のパフォーマンスに焦点を当てたものになっており、『DAZN』で視聴することができるハイライトとはまた別物になっているのだ(その証拠に、この日の対戦相手である川崎フロンターレが配信したハイライトとは尺の長さが違う)。

そして7月末から顕著になっているのが、チャナティップ・ソングラシンのプレー映像が多く収められるようになったということだ。

この日の川崎戦では、チャナティップに決定機が訪れなかったものの、札幌は小さなプレーも逃さずにハイライトの中に組み込んでいる。

これはおそらく、タイのファンを意識してのことだろう。

チャナティップはタイの国民的英雄であり、多くのファンが日本でのプレーをチェックしたいと思っている。そこで札幌は『DAZN』で使われている形式化されたハイライト映像ではなく、自前の映像を用意し配信しているのだ。

そうした成果もあってかチャナティップの加入後、札幌のハイライト映像は再生回数で高い数値をマークし続けている。こうした小さな努力が、結果的にはクラブの人気を底上げするに違いない。