21日、韓国メディアが、韓国の忠清南道礼山郡に設置された慰安婦少女像を週末のたびに訪れて花束を届け、周辺の掃除をしている学生たちを紹介する記事を掲載し、注目を集めている。写真はソウルの慰安婦像。

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2017年8月21日、韓国・オーマイニュースが、韓国の忠清南道礼山郡に設置された慰安婦少女像を週末のたびに訪れて花束を届け、周辺の掃除をしている学生たちを紹介する記事を掲載し、注目を集めている。

オーマイニュースによると、韓国では最近、慰安婦像の建立が全国的に拡散しているが、それに伴い像周辺へのごみの投棄や像への落書きなどの問題も増加している。こうした状況の中、忠清南道地域の高校生たちで作る同好会「チャムギル」は礼山郡に設置された少女像を守る活動を続けている。

「チャムギル」の生徒たちは今年4月に礼山に少女像が設置されて以降、週末のたびに少女像を訪れて花束を置き、周辺を掃除している。ある生徒は「少女像を守る活動が(元慰安婦の)おばあさんたちについて深く理解するきっかけとなった」とし、「つらい歴史について関心を持ち続けたい」と話している。

また、別の生徒は「担当の日でなくても少女像の前を通る時は周辺にごみが落ちていないか注意して見ているが、コーヒーの入った紙カップや小銭が置かれていたり、時には食べ物が置かれている時もある」と明らかにし、「少女像を思っての行動である点は理解しているが、少女像の雰囲気には合わない。それよりもおばあさんたちの犠牲とつらい歴史を忘れない気持ちが大切ではないか」と主張した。

「チャムギル」の生徒たちを指導する教師のク・ソンヒョンさんは「慰安婦像を建立する過程で強まる可能性のある国粋主義や愛国主義、慰安婦像の偶像化に警戒しなければならない」と強調している。クさんは「少女像の目的は歪曲(わいきょく)されてきた慰安婦の被害事例を正し、歴史の真実を世界に知らせることであるため、慰安婦像を商業化したり、イベントのテーマにしてはいけない」と主張し、「生徒たちが今後、そのような趣旨に沿って活動できるよう手助けしたい」と述べた。

これについて、韓国のネットユーザーからは「絶対に忘れてはいけない歴史。高校生たちに感謝」「一体誰が置いているのだろうと不思議だった。子どもたちのおかげで韓国の未来は明るいと思えた」「立派だ。こういう活動がもっと広がってほしい」「韓国のアイデンティティーを純粋な志でつないでいく子供たち」など感謝や称賛の声が多く寄せられた。

そのほか、「子どもたちはこんなにも純粋なのに、大人は慰安婦像を政治などに悪用している」「子どもたちの考えを聞いて恥ずかしくなった」と嘆く声や、「この子たちに選挙権がないなんて…。歳は重要でないのに」と指摘する声も。

また、「先祖を愛しているが、彼らの間違った行動まで美化してはいけない。私たちは韓国と日本の歴史問題が完全に解決されるその日まで、慰安婦像と共に歩んでいかなければならない。今日も私たちは日本の心からの謝罪を待っている」と訴える声もみられた。(翻訳・編集/堂本)