スペイン・カタルーニャ警察がツイッター上で公開したユネス・アブーヤアクーブ容疑者の写真(2017年8月21日提供)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(写真追加、更新)スペイン東部バルセロナ(Barcelona)で起きた車突入事件の実行犯とされ、その行方をめぐり大規模な捜索が行われていたモロッコ国籍の男が21日、警察に射殺された。男は死亡時、偽の自爆ベルトを身に付けていた。

 死亡したのはユネス・アブーヤアクーブ(Younes Abouyaaqoub)容疑者(22)。カタルーニャ(Catalonia)州警察はツイッター(Twitter)で、同容疑者がバルセロナ近郊スビラッツ(Subirats)で射殺されたと発表した。

 警察当局によると、容疑者は自爆ベルトのようなものを身に付けていたが、後に偽物と判明した。容疑者は当時、刃物で武装しており、「アラーアクバル(アラビア語で神は偉大なりの意)」と叫んだという。

 アブーヤアクーブ容疑者は、17日にバルセロナのランブラス(Las Ramblas)通りで起きた事件で、運転するワゴン車で通行人らに突っ込み、13人を死亡させた疑いが持たれている。18日未明には同市近郊の海沿いにある観光地カンブリルス(Cambrils)で同様の車突入事件があり、女性1人が死亡した。

 当局は21日の発表で、アブーヤアクーブ容疑者はバルセロナでの犯行後、現場に車を乗り捨て、通り掛かりの男性(34)を刺殺して車を奪っていたことを明らかにした。これにより両事件の死者は15人に増加した。

 アブーヤアクーブ容疑者は両事件を計画したとされる組織に所属する12人のうち、逃走を続けていた最後の人物だった。これまで容疑者4人が逮捕されており、残る容疑者は警察により殺害されたり、海沿いの町アルカナル(Alcanar)の爆弾製造施設で起きた爆発事故で死亡したりしている。
【翻訳編集】AFPBB News