鎌倉名物「鳩サブレー」の本店限定パッケージについて取材した。

「本店限定パッケージ」が話題

先日ネット上に「鳩サブレーのパッケージ…すごくいいよね」と、本店限定パッケージの画像が投稿された。

描かれているのは、修学旅生なのか学生服を着てはしゃぐ鳩達や、

提供:豊島屋

セーラー服姿の2羽の鳩の後ろを頬を赤らめて歩く、少しヤンチャそうな鳩ボーイ。

提供:豊島屋

他にもお母さん鳩にお土産を渡すリーゼントのヤンキー鳩や、箱から取り出した鳩サブレーを1つずつ手にする鳩兄弟などが描かれており、投稿主は「本当もうかわいさしかない」とコメント。

元となった投稿には「可愛すぎる」「初めて知った」「センス素敵」「愛があるなぁ」「心憎い」「思わず購入しました」など多くの反響がよせられ、1万9千超リツイート、3万超いいねされている。

お客様の声から誕生

鳩サブレーを製造販売する鎌倉の「豊島屋」に詳しい話を聞いた。

提供:豊島屋

--本店限定パッケージはいつ・どのような経緯で誕生したのですか?

2011年(平成23年)8月10日より販売させて頂いております。

和菓子等、本店限定の商品はあるのに鳩サブレーは本店限定のものがないとのお客様の声があり、また本店だけの鳩サブレーがあっても面白いと思い考案させて頂きました。

提供:豊島屋

--デザインで「こだわった点」と「工夫した点」は?

基本的に本店の外観をモチーフに鳩人(我々はこの鳩のキャラクターをこう呼んでいます)達をお客様や従業員に見立てて作成しました。

色々な細かい点にあそび心を入れてストーリー性をもたせて作りました。お手にとって頂いた方が「クスッ」として頂ければうれしいですね。

提供:豊島屋

「干支パッケージ」も可愛い

豊島屋では毎年年末から年始にかけて、干支の限定パッケージ「干支鳩」も出している。今年(2017年)は酉年バージョン。

【表】

提供:豊島屋「2017年酉年 赤(表)」

【裏】

提供:豊島屋「2017年酉年 赤(裏)」

2016年は「申年」パッケージ。

提供:豊島屋「2017年酉年」

--他にも特別なパッケージはありますか?

本年より干支(今年は酉年)をイメージした缶入りのものを作らさせて頂いております。

他にもお客様のご要望に応えてパッケージを作ることもございます。

提供:豊島屋

パッケージは社長が考案

素敵なパッケージはどのように生み出されているのか。

--誰が考えているのですか?

パッケージは社長が考案しています。

以下略歴です。

代表取締役社長(四代目)久保田 陽彦 1959年(昭和34年)7月25日生
昭和58年 慶應義塾大学卒業
  〃   銀行入行
昭和62年 豊島屋入社→取締役工場長→常務取締役→専務取締役を経て
平成20年 社長に就任
平成25年 鎌倉商工会議所会頭 就任
現在に至る

提供:豊島屋「2017年酉年 ピンク(裏)」

毎年楽しみに待ってくれているお客様も

--お客の反応を教えてください。

通常の商品(鳩サブレー)に関して、特に缶入のものはアフターユーズとしてご家庭、会社で使っているとうかがいます、本当にありがたいお話です。

提供:豊島屋

本店限定の5枚入に関しては「本店限定があることがうれしい」とか「デザインが可愛い」とかこちらも好意的なお声を聞くことが多いです。

また干支パッケージは毎年発売で楽しみに待って頂いているお客様がいるとか、うれしい限りです。

提供:豊島屋

「より多くの笑顔になっていただけるように」

--パッケージを作る上で「大切にしていること」や「思い」を教えてください。

鳩サブレーは豊島屋にとって顔のような商品です。そのために通常パッケージのデザインなどは極端に変えないよう心掛けております。

しかし、かえた方が良い所はかえる、例えば箱の中のトレイなどは鳩サブレーがこわれないように改良しています。

その反面本店限定や干支の鳩サブレーは思い切りあそび心満載で作らさせて頂いています。

パッケージを作るうえで大切にしていることは、中身のお菓子をより美味しく、楽しく召し上がって頂けるよう、お客様により多くの笑顔になって頂けるよう心掛けて作らさせて頂いています。

提供:豊島屋