インド北部ラダック地方のパンゴン湖近くで携帯電話によって撮影された、小競り合いを繰り広げる中国・インド両軍の様子を捉えた映像の一場面(2017年8月15日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】中国とインドがヒマラヤ山脈(Himalayas)の係争地を巡る対立が続く中、インドのラジナート・シン(Rajnath Singh)内相は21日、こう着状態は間もなく終結するとの見方を示した。その一方、両軍が別の係争地で起こした小競り合いの様子を捉えた新たな映像がインターネット上に登場した。

 中印両軍はドクラム(Doklam)と呼ばれる係争地をめぐり2か月以上にわたってにらみ合いを続けている。インドは同地をブータンの領土と主張する一方、中国は自国領としている。

 そうした中、シン内相は首都ニューデリー(New Delhi)でインド・チベット国境警察(ITBP)の隊員を前に演説を行い、近隣諸国と平和的な関係を望んでいると述べるとともに、「ドクラムで中印関係はこう着状態にある。だがすぐに解決策が出てくると思う。中国側も前向きな措置を講じるだろう」「われわれは隣国との良好な関係を維持したい。紛争ではなく、平和を望んでいる」と語った。

 その一方、同国のラダック(Ladakh)地方で中印両軍の兵士らが15日に、殴る蹴る、石を投げ合うなどの小競り合いを繰り広げる様子を捉えた映像が、シン内相の発言の数日前にネット上に現れた。軍関係筋は21日、AFPに対してこの映像が本物であると認めている。
【翻訳編集】AFPBB News