超高級電気自動車「ビジョン メルセデス・マイバッハ 6」のカブリオレがペブルビーチに登場!

【ギャラリー】Vision Mercedes-Maybach 6 Cabriolet16


メルセデス・ベンツは、昨年のペブルビーチで「ビジョン メルセデス・マイバッハ 6」と呼ばれる途方もなく並外れた2人乗りクーペを発表した。我々が"途方もなく並外れた"と表現したのは、2シーターなのに全長が5.7mもあり、750hpを発生する電動モーターを搭載していたからだ。そして今年、メルセデスは同じ場所で、これとほぼ同様のクルマを発表した。だが、今回は開閉式ソフトトップを装備し、名前の最後には"カブリオレ"と付いている。


この「ビジョン メルセデス・マイバッハ 6 カブリオレ」は、基本的には昨年のクーペとほぼ同じクルマで、並外れた過剰さも変わらない。全長も同じく5.7mあり、乗車定員はわずか2名で、750hpを発生させる電気モーターを4基搭載する。メルセデスによると、その性能もクーペと同じ、0-100km/h加速は4秒以下、一回の充電による航続距離は新欧州ドライビングサイクル・モードで500km以上、米国環境保護庁による検査値では200マイル(約322km)以上。そして5分間の充電で約100km近い距離を走行可能だという。最高速度は250km/hでリミッターが作動する。だが、クーペと異なる点もある。



まず1つ目は、ボディ・カラーが違うことだ。クーペは「ヴィブラント・レッド」だったが、ロードスターは「ノーティカル・ブルー・メタリック」と呼ばれる紺色で塗られている。メルセデスによると、そのスタイルと合わせて「ヨットのようなフィーリングを醸し出す」という。ホイールもクラシックなマルチスポーク・デザインで、インテリアやソフトトップのアクセントに合わせてローズ・ゴールドで仕上げられている。

コンバーチブル化は、想像以上にメルセデス・マイバッハ 6の外観を変えた。面積の大きなソフトトップのカラーがボディとコントラストを成し、良い意味でクルマが少し短く見える。そして鈍重にも見えない。ファストバックではないため、クーペのようにテールが垂れ下がって見えないからだ。



ビジョン メルセデス・マイバッハ 6カブリオレのインテリアはクーペとほとんど共通だ。クーペと同じホワイトのレザー・シートが、ドアやダッシュボードと溶け込んでいる。素晴らしいラップアラウンド式ディスプレイを搭載し、透明のセンタートンネル内に覗くライトチューブがモーターへの電気の流れを示す。金属のアクセントとステッチはローズ・ゴールドだ。クーペと異なる点は、ダッシュボードにエアベントが備わったこと、そしてヨットのような雰囲気を演出するためにアルミのストライプが入ったウッド・フロアとなっていることだ。シートに散りばめられたボタンはメルセデスのロゴで、バックライトによって点灯する。



長大なボンネットは戦前のクルマのように2枚のパネルが中央部分のヒンジで開く。その中にはもちろんエンジンはなく(ビジョン メルセデス・マイバッハ 6カブリオレのパワー・ユニットは、車軸に搭載されたコンパクトな4基の電気モーターと、床下に設置されたバッテリーで構成されている)、フードの下には広大な荷室が備わる。とはいえ、全長5.7mと聞いて想像するほど大量の荷物が積めるわけではない。なぜなら、その片側には木製のトレイに専用のスーツケース、2本の傘、銀食器などが収納されているからだ。実用性が高いとはいえないかもしれないが、非常に見栄えがすることは間違いない。マイバッハとはそうあるべきブランドなのだ。

このクルマが市販化される可能性はクーペと同じく、まずないと見ていいだろう。しかし、大金を積んだ富豪の顧客にどうしても欲しいと言われたら、メルセデスは少量生産するかもしれない。また、これをもっと現実的にトーンダウンしたバージョンは、メルセデスが現在取り組んでいる電動車用のサブブランドから、素晴らしいフラッグシップ・モデルとして登場するだろう。まったく期待できないわけではない。

By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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