20日、韓国メディアによると、サムスン電子が今年上半期に発売した「GalaxyS8」に続き、次期モデル「Galaxy8」のバッテリーにも日本メーカー製を使用することが分かった。写真は「GalaxyS8」。

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2017年8月20日、韓国・電子新聞によると、サムスン電子が今年上半期に発売した「GalaxyS8」に続き、次期モデル「Galaxy8」のバッテリーにも日本メーカー製を使用することが分かった。

関連業界によると、サムスンは「Galaxy8」のバッテリーメーカーとして、サムスンSDI製と昨年ソニーのバッテリー事業を買収した村田製作所製を採用した。これにより、サムスンと10年以上にわたって協力関係を築いてきた中国のATL社はまたしても苦杯を喫することとなった。

サムスンは昨年発売した「Galaxy Note7」にはATL社のバッテリーを使用していた。サムスンがバッテリーメーカーを変更したのは、生産中止にまでつながった「Galaxy Note7」の発火事故が影響を与えたものとみられている。サムスン電子は今年1月、「Galaxy Note7」の発火原因としてバッテリーの欠陥を指摘していた。

サムスンは発火事故以降、ATL社との協力関係を維持しつつ村田製作所をバッテリー供給社として加える案を検討していたが、再発防止対策を立てる過程でATL社と意見が対立し、結局はATL社をバッテリー供給社から除外したという。

業界関係者は「サムスンが『Galaxy Note7』発火事故以降に試験基準などを強化したことがATL社に負担になったとみられる」とし、「アップルという最大の顧客を持つATL社にとっては苦しい決断ではなかっただろう」と述べた。

サムスンは「Galaxy8」の後に発売されるプレミアムスマートフォンや「GalaxyS9」にもATL社の代わりに村田製作所のバッテリーを採用するとみられている。サムスンは今後、村田製作所の生産能力と品質を過去のパートナーであるATL社のレベルまで引き上げるという課題に取り組んでいくという。

この報道に、韓国のネットユーザーは「日本製の方がはるかに信頼できる」「良い判断だ。安全なバッテリーを装着するためには技術検証での信頼が最も重要だから」などサムスンの決定に好意的な反応を見せている。

中には「日本製バッテリーを使えば、韓国製品が売れない日本での売り上げもアップしそう」と期待を寄せるユーザーも。

また、「いいぞ、サムスン。高高度防衛ミサイル(THAAD)配備への報復措置をする中国に仕返しでしょ?」と指摘する声や、「中国のバッテリーは信じられない。ATL社を除外してくれてよかった。韓国製でないのは複雑だけど」「サムスンはなぜ韓国企業にチャンスを与えないの?」と残念がる声もみられた。(翻訳・編集/堂本)