子どもには道徳心やマナーを身に付けてあげたい、でも叱り方には注意が必要



子どもが公園などで遊んでいる時に、お友だちのおもちゃを黙って取ってしまうこともあります。そんな場面に出くわしたお母さんは「ダメでしょ!返しなさい」と叱ることでしょう。そして「お友だちに謝りなさい」と付け加える、こんなことはよくある光景ですね。子どもにはお友だちと仲良くできるように道徳心やマナーを身に付けてあげたいと思うのは当然です。でも叱り方には注意が必要です。

「ダメ」と頭ごなしに否定するのは、子どもの好奇心や探求心を奪ってしまう



子どもが黙ってお友だちのおもちゃを取ることは良いことではありません。そのため正してあげる必要があります。でも何かに興味を持つことは好奇心が育っている喜ばしい成長です。そしてそれを触ってみたい、自分で確かめてみたいと思うのも生きていく上で大切な探求心です。それを「ダメ」と頭ごなしに否定していては、子どもの好奇心や探求心を奪ってしまうかもしれません。

正さなくてはいけないのは行動のみ。感情は否定しないように気をつけよう



好奇心や探求心は、子どもの「学びたい」という気持ちに繋がります。それを「ダメ」と否定し続けると何にも興味を持てず、やる気のない学ばない子になってしまう恐れもあります。叱る時には子どもの好奇心や探求心を否定しないような工夫が必要です。正さなくてはいけないのは“黙って取ってしまう”という行動であり「見てみたい」「使ってみたい」という感情は否定しないように気を付けましょう。

1に感情を受け止める。2にどうすべきかを考えさせる



子どもの行為を正す時は、まず「お友だちのおもちゃが使いたかったのね」と感情を受け止めることが一番です。それから「でも黙って取ったらお友だちは悲しいよ。こんな時はどうしたらいいかな?」と行動を改善するための質問をすると良いでしょう。子どもにあまり反応がなかったり「分からない」などと答えた場合は「黙って取らずに貸してって言うんだよ」と、取るべき正しい行動と適切な言葉を教えましょう。

今日の1日1成長



改善するのは良くない行動のみ。まずは感情を受け止める言葉掛けをしよう子どもの表現力も1成長、お母さんの受容力も1成長。田中京子(文)森みきこ(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/