恵比寿★マスカッツ

 恵比寿★マスカッツが19日、東京・台場のZepp Tokyoで、ワンマンライブ『恵比寿★マスカッツ 夏のペロペロ祭り2017 〜山根も浴衣に着替えたら?〜 in Zepp Tokyo』をおこなった。この日ステージに登場したのは、明日花キララ、川上奈々美、葵つかさ、石岡真衣、市川まさみ、羽咲みはる、神崎紗衣、神咲詩織、黒沢美怜、古川いおり、小島みなみ、スーブー、辰巳シーナ、田森美咲、夏目花実、藤原亜紀乃、松岡凛、三上悠亜、三田羽衣、湊莉久、桃乃木かな、由愛可奈、吉澤友貴の23人。(白石茉莉奈、ティアは都合により欠席)

 6月にはメンバーの辻本杏、長谷川るいがグループを卒業、7月には副キャプテンの川上が任期満了によりその任を解かれ、メンバーの吉澤がスキルアップを目指し3カ月のタイへの語学留学を発表と、その構成にも変化のあった恵比寿★マスカッツだが、9月にはグループからの新派生ユニットCHAMPAGNE KING(明日花キララ with ゲッスーブー)がデビュー、シングル「ASUKA金(アスカマネー)」がリリースされるなど、新たな動きも見られる。この日はワンマンライブとしては最大となるライブ会場でのステージということもあり、吉澤も事前に欠席が伝えられながらも、急遽一時帰国し参加と気合いも十分の姿勢を見せ、この日訪れた観衆を大いに沸かせた。

神奈月と葵
(第一部)

 この日のステージのテーマは「夏祭り」。ステージには櫓(やぐら)が組まれ、その上にはお笑い芸人のデッカチャンがDJセットともにステージのスター前から会場を盛り上げる。「さあ皆さん、盛り上がんないとマスカッツは出てこないよ!」デッカチャンの言葉に百も承知とばかりに観衆も手拍子や感性で応え、幕が開く前からすでに総立ちと、熱気ムンムンの会場となっていた。そして「バナナマンゴーハイスクール」から始まるデッカチャンの「マスカッツ・リミックス」で、観衆の期待は最高潮に。

 スタートから10分ほど過ぎたころ、いよいよステージの幕が開いた。ステージには和太鼓のセットと、秋田の年中行事で有名な「なまはげ」のお面と藁の衣装姿を見せる3人の女性が、緊張の静寂の中で和太鼓奏者とともに祭り囃子の太鼓をたたく。やがてお面を外し、3人の正体がスーブー、神崎、そして彼女らのテレビの冠番組『マスカットナイト・フィーバー!!!』の番組スタッフである「山根さん」であることを現すと、観衆は大きな歓声でさらに期待を膨らませる。

第二部の模様
(第二部)

 そしていよいよステージはスタートした。第1部は「祭りブロック」と称され、コント芸などを中心に楽しいステージを展開。最初は桃乃木、小島、藤原の3人が卓球のファッションとラケットといういでたちで登場し「ピンポンデューサー」で緊張の空気を徐々に和やかにしていく。卓球・日本代表プレーヤーの福原愛選手のプレーでおなじみの“サー!”という掛け声が、徐々にステージとフロアの間でタイミングを合わせ、彼女らと観衆との距離を縮めていく。さらに三上、辰巳、石岡、市川、羽咲による某アイドルグループのカバー、夏目、川上、湊の3人も某女性ボーカルのJ-POP替え歌で和やかに、そしてアクティブにステージを盛り上げていく。

 続いては、本邦初公開となった派生ユニットCHANPAGUNE KINGのデビューシングル「ASKA金」「A-ZABU」を披露。楽曲の作詞を担当した漢a.k.a. GAMI、作曲担当のDJ BAKUも登場して、本格的なステージを披露する明日花らのプレーを、さらに盛り上げる。続いて由愛による「ヘビメタ祭り」、神咲のソロピアノによる「ピアノ祭り」とまさに「祭り」尽くし。そして第一部最後には彼女らのステージでは定番となった、葵による「宇宙戦艦ヤマト」祭りでは、葵自身が初の一人での歌を披露、お笑い芸人の神奈月も登場して楽しいステージを繰り広げ、大きな笑いが飛び交った。

左から 夏目 三上 桃乃木 明日花 川上
(第二部)

 そして後半、第2部はいよいよ本格的な「マスカッツ祭り」。明日花らを中心にこの日を迎えた感慨深さを語りながら「マスカッツと一緒に、熱くサイコーの夏を過ごしましょう!」という夏目の掛け声とともに「バイバイダーリン」からセクシーでダンサブル、そしてポップなステージを繰り広げ、全9曲があっという間と感じられるほどの熱気あふれるステージを展開。ラスト曲の「Sexy Beach Honeymoon」では全員が水着になるという大サービスで、文字通りにセクシーなステージを披露。さらにアンコールを求められると、まず明日花、スーブー、田森、神崎、葵、古川の6人が、某演歌歌手のパロディによる祭りの歌を披露し観衆を笑いの渦に巻き込む。そして「みんながこうして会いに来てくれていることを忘れずに、これからも頑張りたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします!」とコメントする明日花をはじめ、一同がこの日のステージに訪れたファンへの感謝を語りながら、再び「Jumping Bee」「Sexy Beach Honeymoon」を披露、有終の美を飾った。

 浴衣姿のファンが多く集まったこの日の会場では、女性のファンがところどころに見られたのも印象的だった。また、彼女らのパフォーマンスは、決して「上手い」「優れた」といったたぐいのものでは決してないが、そんな男女問わず支持を集めていること、そしてこの日そんなファンが彼女らのステージを心から楽しんでいた様子を見せていたことからも、彼女らはある意味存在の意味を十分に持ったグループなのであろうということを改めて感じた。秋口に向け、また新たな展開も予想される恵比寿★マスカッツ。今後の動きも要注目といえるだろう。【取材=桂 伸也】

フォトレポート

恵比寿★マスカッツ アンコールのもよう アンコールのもよう 左から 市川 桃乃木 明日花 川上(第二部) 夏目 辰巳(第二部) 左から、夏目、三上、桃乃木、明日花、川上(第二部) 明日花(第二部)
第二部の模様(第二部) 吉澤(第二部) 左から、田森、桃乃木、川上、明日花、古川(第二部) 左から 三上 吉澤 神咲(第二部) 左から (青)川上 (赤)明日花(第二部) 前列左から 三上 明日花 古川 後列 スーブー(第二部) 第二部の模様
第二部の模様 神奈月と葵(第一部) 神奈月(第一部) 三田(第一部) 葵(第一部) 神咲(第一部) 由愛(第一部)
左から デッカチャン BAKU 漢(第一部) 左から 吉澤 BAKU 漢 明日花(第一部) 左から、スーブー、吉澤 漢、明日花。※奥にBAKU(第一部) 明日花(第一部) 夏目(第一部) 左から、小島、桃乃木、藤原(第一部)

セットリスト

第1部 祭りブロック
01. ピンポンデューサー(桃乃木かな、小島みなみ、藤原亜紀乃 ゲスト:ゆうぞう)
02.※(三上悠亜、辰巳シーナ、石岡真衣、市川まさみ、羽咲みはる ゲスト:ゆうぞう)
03. ※(夏目花実、川上奈々美、湊莉久)
04. ASKA金(明日花キララ、スーブー、吉澤友貴)
05. A-ZABU(明日花キララ、スーブー、吉澤友貴 ゲスト:MC漢 a.k.a. GAMI、DJ BAKU)
06. 限界LOVERS(SHOW-YAカバー:由愛可奈)
07. Rusty Nail(X JAPANカバー:由愛可奈)
08. 菊次郎の夏(ピアノソロ:神崎詩織)
09. 宇宙戦艦ヤマト(葵つかさ、神崎詩織、三田羽衣 ゲスト:神奈月)

第2部 マスカッツ祭り
10. バイバイダーリン
11. Pressure Bomber
12. ビビる Body で Boo
13. Jumping Bee
14. Tokyo セクシーナイト
15. バッキャロー
16. バナナマンゴーハイスクール
17. いまどきチャンス
18. Sexy Beach Honeymoon

encore
E01. ※(明日花キララ、スーブー、田森美咲、神崎紗衣、葵つかさ、古川いおり)
E02. ※
E03. Jumping Bee
E04. Sexy Beach Honeymoon