19日(2017年8月)の土曜日に予定されていた「たまがわ花火大会」(東京世田谷区多摩川河川敷)が、ゲリラ豪雨の影響で中止になった。花火を楽しもうと集まった人々は、豪雨と雷で大混乱。その様子を「モーニングショー」のカメラは捉えていた。

この日の朝はまだ雨は降っていなかったため、朝の4時から花火客が集まり始めていた。屋台の準備も着々と進められていた。彼らが口々に「天気が気になる」と言うのは、東京は今月1日から連続の降雨記録が続いており、しかもたまがわ花火大会は雨天中止でも順延なし。17時になると遠方で黒い雲が見え始め、時折稲妻が光り始める。近所のデパートでは落雷で停電し、エレベーター・エスカレーターもストップ。危険を察知して帰路につく人も出始める。

豪雨が襲い、雷が迫ってきたのは17時15分ごろ。悲鳴を上げながら橋下に避難する人々を、情け容赦なく豪雨が濡らす。雨で先が見えないほどの豪雨と、立て続けに鳴り響く雷で、花火大会は中止となった。多くの花火客がびしょ濡れのまま最寄りの二子玉川駅に押し寄せて、駅は大混乱。近くに落雷した影響で花火大会に来ていた9人が、背中や手足にしびれを訴えて病院に搬送された。

世田谷でヒョウも観測

この日、東京・世田谷区には今年一番となる1時間で38ミリの雨が降り、2時間で1000発の雷が発生したという。また、世田谷区内では至る所でヒョウも観測された。同日開催された横浜市「鶴見川花火大会」では花火と稲光が同時にとらえられた映像も多くネットに上げられている。

気象予報士の河波貴大は、土曜日のゲリラ豪雨の様子を雲の動きから解説した。15時頃には雨雲はなかったが、急激に積乱雲が発達してゲリラ豪雨となったことがわかる。

「日本列島の北に位置するオホーツク海高気圧からの冷たい湿った風で都心部には水蒸気がたっぷりあった。ここに太平洋高気圧による海からの南風がぶつかり合い、急速に積乱雲が発達したのが原因です」

コメンテーターで気象予報士の石原良純は「日差しがなさすぎで心配なのは、コメや夏野菜です」と農作物への影響を心配する。

「ゲリラ豪雨は怖い」と言った弁護士の住田裕子は続けて、「被害が大きくなくて幸いでした」と胸をなでおろす。

レギュラーコメンテーターの玉川徹(テレビ朝日解説委員)が「朝から席取りしていたのに、あそこで逃げた人はすごい自制心だと思う」と、避難した人たちの勇気を絶賛すると、石原も同調。

「山と同じです。山頂を前にして引き返す勇気はすごいと思う。現場にいた人は、空気が冷たくなっていくのを感じたはずです。そういう時は勇気をもって撤退したほうがいい」

東京の天気は、23日当たりから夏が戻ったような暑さがやってくるという。