テロ事件のバルセロナを想い涙したネイマール PSGホーム初戦で圧巻の2得点2アシスト!

写真拡大

6-2と勝利したトゥールーズ戦で大暴れ、圧巻の個人技を披露

 ホームでもネイマールは圧倒的な存在感を放った。

 フランスのリーグアン第3節パリ・サンジェルマン対トゥールーズ戦が20日に行われ、本拠地デビューを飾ったネイマールは同点弾を含めて2ゴール2アシストと輝きを放ち、6-2の快勝に貢献した。そして試合前には、テロ事件のあったバルセロナに向けての黙祷で涙を流す一幕があったと、フランス紙「レキップ」が報じている。

 前節のデビュー戦で早速初ゴールを決めたネイマールは、この日も本拠地パルク・デ・プランスの主役となった。前半18分にトゥールーズに先制点を許す展開となりながらも、同31分に左サイドを突破してMFラビオにボールを託すと、そのシュートのこぼれ球をゴール前に進出したネイマールがプッシュして同点弾をゲット。ボールを持ちつつ、両手を広げてダンスするパフォーマンスを見せた。

 このシュートで勢いに乗ると、4分後にはワンツーパスからラビオのゴールを演出し逆転に成功。後半24分にMFヴェラッティが退場となり数的不利に陥ったが、同29分にネイマールがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。これをFWカバーニが決めて3-1とした。

 その後、両軍に1ゴールずつが生まれて4-2で迎えた同39分には、左CKのキッカーを務めたネイマールがライナー性のクロスを送ってDFクルザワの豪快ボレーを導き、極めつけはアディショナルタイム、自らのドリブル突破を起点に最大5人のマーカーに囲まれながらもボールを失わずゴールを決める離れ業を演じてみせた。

仏紙「彼の顔を涙がつたった」

 ホーム初陣での2ゴール2アシストの活躍ぶりに、フランス紙「レキップ」は「ネイマール・ショー」だと大絶賛。それと同時に、キックオフ前に見せたネイマールのある行動についても触れている。

 それはキックオフ前に行われた黙祷だ。現地時間18日に起きたバルセロナでの自動車によるテロ事件は世界に大きなショックを与えたが、今月上旬までバルサに所属していたネイマールにとっては人一倍ショックだったようだ。試合前に被害者に向けて行われた黙祷では、目頭を手で押さえて号泣する様子をテレビカメラが捉えていた。同紙は「彼の顔は突然凍りついた。試合開始前に彼の顔を涙がつたった」と描写している。

 バルサに2億2200万ユーロ(約285億円)もの移籍金をもたらした一方で、クラブを去ったことにネガティブな感情を持つファンも多い。それでもネイマールにとってバルセロナで過ごした日々は特別なものであり、今も心に深く刻まれていることを表すワンシーンとなったと言えるのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images