マーティン・フローレス(左)とベン・クレイン(右)【写真:Getty Images】

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ゴルフの神様がいた!? 16番ホールで立て続けにホールインワンが誕生

 海外男子ゴルフPGAツアー最終戦のウィンダム選手権(セッジフィールドCC)は、通算22アンダーをマークしたヘンリク・ステンソン(スウェーデン)が優勝し、ツアー通算6勝目を飾った。その一方で、最終日には3つのホールインワンが飛び出し、PGAも公式ツイッターで「今日はすでに3つのエースが出た」と速報。米テレビ局「CBSスポーツ」電子版は「日曜日はホールインワンの日だった」と報じた。

 8月20日、16番ホールには“ゴルフの神様”がいたのかもしれない。

 通算8アンダーの23位タイで出たマーティン・フローレス(米国)は、スコアを4つ伸ばして迎えた16番パー3で完璧な一打を見せた。綺麗なスイングで放たれた打球はピンからおよそ3メートルの位置に落ちると、大きく弾んでコロコロとカップに一直線。そのまま静かに吸い込まれ、ギャラリーは騒然となった。

 大会前の時点で、翌シーズンのシード権を得られるフェデックスカップ・ポイントレース125位のラインを下回っていたフローレスにとって、勝負を懸けた重要な一戦。土壇場で飛び出した“起死回生”のホールインワンに、35歳のベテランはクラブを放り投げ、両手を上げて子供のように喜んだ。フローレスは18番パー4でもバーディーを奪うなど「63」で回り、通算15アンダーの7位タイでフィニッシュ。見事ポイントレースで118位まで上がり、レギュラーシーズンを終えた。

米メディアも特集「日曜日はウィンダム選手権にとってホールインワンの日だった」

 驚きはこれだけではない。41歳のベン・クレイン(米国)も続いたのだ。

 15番パー5でこの日3つ目のバーディーを奪って迎えた16番、自信を持って放ったティーショットは真っすぐにグリーンへ。フローレスよりもカップに近い位置に落ちると、2バウンドしてそのままカップイン。沸き上がるギャラリーに応えるようにクレインもカメラに向かっておどけた表情を見せると、実況は2つのホールインワンが続けて飛び出したことに、思わず「冗談だろ?」とつぶやいた。

 米テレビ局「CBSスポーツ」電子版は、「日曜日はウィンダム選手権にとってホールインワンの日だった」と特集。「フローレスは16番を愛おしきホールインワンで立ち去った。なんて信じられないことだろう。でも、もっと驚くべきものがあるかって? 日曜にホールインワンを決めてワイルドなリアクションをしたゴルファーは、フローレスだけではなかった」とクレインが続いたことを驚きをもって報じている。

 最終日には他に、ロベルト・カストロ(米国)も3番パー3でホールインワンを記録し、1日に3個のホールインワンが誕生。PGA公式ツイッターによれば、ツアーで1日3個のホールインワンが飛び出すのは、2016年のマスターズ以来の出来事だったという。

 興奮の連続で幕を閉じたウィンダム選手権。人々の記憶に残る大会となったのは間違いないだろう。