暑さと「正露丸」の意外な関係について、大幸薬品に取材した。

暑さで「正露丸」が売れている

暑い日が続く中、意外な商品が売り上げを伸ばしていると分かり話題となっている。

朝日新聞は先日、暑さで「正露丸」が売り上げを伸ばしていると報じた。

提供:大幸薬品

意外な関係についてネット上には「意外」「マジか」「何それ、うけるw」「謎のニュース」「なぜ?」と驚く声や「僕もお世話になってます」「下痢してんのは私だけじゃないんだ」「今飲んだ」「私も欲しいかも」という声など、多くの反響がよせられている。

8月が「正露丸」販売のピーク

正露丸を製造販売する「大幸薬品」の広報部に詳しい話を聞いた。

過去10年間(2007年4月から2017年3月)の売上の月平均に対する8月の季節指数は131%でした。

気温が最も高く(*)なる夏場の8月に売上のピークが見られています。

(*参考:気象庁ウェブサイト 東京 日平均気温の月平均値)

正露丸が一番売れる時期を聞くと、

例年、梅雨明け頃から徐々に売り上げが増加し、8月に販売のピークを迎える傾向が見られます。

とのことだ。

提供:大幸薬品「正露丸クイックC」

「水分取りすぎ」や「クーラー」などが原因か

大幸薬品は夏場に「正露丸の売上が伸びる理由」を次のように話す。

熱中症の予防のために水分を取りすぎることによって胃腸がダメージを受け下痢を引き起こしたり、冷たい飲み物や食べ物の摂り過ぎによる身体の冷え、熱帯夜をしのごうとクーラーや扇風機をつけたままで就寝してお腹が冷えたりするなど、夏ならではの生活習慣から、お腹にトラブルを抱える方が多くなっている可能性が高いと考えられます。

同社が昨年実施した調査で、「夏の下痢」経験者に「下痢のリスク=ゲリスク」をたずねると、1位に「冷たいジュース」(78%)、2位に「冷たいスイーツ(アイスやかき氷など)」(76%)、3位に「冷たいコーヒー、紅茶」(71%)という回答が続いたという。

冷たいものの摂りすぎが、主な「ゲリスク」になっています。

また、「夏の下痢」を起こしやすい人に、どんなシーンで「下痢」になったら嫌か聞いたところ、1位は「海・プール」(82%)、2位「移動中の乗り物内」(79%)、3位「通勤途中の電車内」(77%)が続いた。

多くの「夏の下痢」経験者が、トイレが見つかりづらい外出先で「下痢」に襲われることを不安に感じているようです。

なお、「夏は他の季節よりも『下痢』に気を付けるべき」と答えた人は約8割にも及ぶなど、夏の「ゲリスク」の高さを理解している人は多いという。

しかし81%の人が「夏は他の季節よりも『下痢』の原因となる『誘惑』に負けやすい」と答えた一方で、夏の下痢対策に自信を持っているひとはわずか25%のみだった。

多くの人が「夏の下痢対策」の必要性を分かりつつも、実行できない現状が垣間見える結果となっています。

1902年(明治35年)「忠勇征露丸」(提供:大幸薬品)  参考:大幸薬品ウェブサイト 正露丸の製品ヒストリー

海外旅行の必需品

さらに、夏に正露丸の売上が伸びるのは「旅行シーズン」ということも影響しているという。

世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」による「海外旅行に行く際の旅行者のお気に入り」についての調査「トラベラーズチョイス〜旅行者のお気に入り〜2016」の海外旅行編の「薬(内服薬)」カテゴリで「正露丸」が1位を獲得した。

「トリップアドバイザー」プレスリリース

旅行者に人気なのは、やはりニオイの少ない糖衣タイプなのだろうか?

旅行者の方に「正露丸」「セイロガン糖衣A」どちらが人気かという調査は行っておりませんが、成田空港ではニオイのある「正露丸」のほうがより多く売れています。

年配層を中心に幅広い年齢層のお客様から強い支持をいただいております。

提供:大幸薬品(正露丸)

夏の他にも売り上げが伸びる時期はあるのか。

夏の時期のような売り上げの増加は見られませんが、例年、常備薬としての買い置きや忘年会シーズンを迎える12月も売り上げの増加がみられます。

大幸薬品「健康に夏を過ごしてほしい」

最後に暑さで正露丸の売上が伸びていることについて、次のように話した。

「ゲリスク」が気になる夏本番に、「夏の下痢対策」アイテムとして、腸の動きを正常化する「正露丸」・「セイロガン糖衣A」・「正露丸クイックC」をお手元に控えていただければと思います。

大幸薬品の「正露丸」は大腸の正常な蠕動運動を止めずに効果を発揮するため、便秘になりにくく、下痢の原因となる最近、ウィルスや毒素などを腸内に留めておくことはありません。

感染性の下痢などお腹のトラブルに見舞われた際の第一選択薬としてご使用いただけます。

健康に夏を過ごしていただければと願っております。

提供:大幸薬品