住友生命ブランドコミュニケーション部・須之内たか美(すのうち・たかみ)さん

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 「弁当の日」プロジェクトを応援する住友生命は今年創業110周年を迎えました。この節目の年を記念して7月から、大切な人と一緒に運動する機会を提供する社会貢献事業「スミセイバイタリティアクション」を始めました。
 家族や恋人、友達など大切な人を思うと不思議なもので、誰もが「この人のために頑張ろう」と体の芯からやる気がわいてくるものです。そんな「大切な人のためなら頑張れる」という人間の素晴らしい長所を健康づくりの場面で生かしてもうらう試みが「スミセイバイタリティアクション」です。この事業を企画した住友生命ブランドコミュニケーション部の須之内たか美(すのうち・たかみ)さんに、目的やねらいなどをうかがいました。

―スミセイバイタリティアクション」のテーマは「大切な人と一緒に運動する」。このテーマにどんな想いを込めたのですか。

 健康のため運動したほうがよい、とは誰もが頭では分かっています。でも実際に運動する人はわずかです。2000人を対象に実施した独自アンケートでも、9割近くが「運動は健康によいと思う」と回答したものの、実際に1週間に2日以上、30分程度の適度な運動をしている人は全体の4分の1程度にとどまっています。
 仕事や子育てなどいろいろ理由はあるかと思います。そこで、適度な運動の習慣をなかなか運動できない人の生活に無理なく根付かせるためのお手伝いが我々に何かできないか、いろいろ考えました。思い至ったのが「大切な人」という大きな存在です。
 「大切な人のためならできる」「大切な人のためにやることが結果的に自分のためにもなる」―。そんな人間の素晴らしい心理・効果に着目したのが今回の「スミセイバイタリティアクション」です。大切な人と運動すると、とても楽しいし、幸せを感じることができます。体けではなく、心も健康になれると思います。

―ご自身も大切な人のために運動を?

 社会人になって運動からだいぶ遠ざかっていましたが、子どもにいろいろな経験をさせたいと思い、水泳やテニス、スケートなどさまざまなスポーツを子どもと一緒に楽しむようになりました。その中で子どものためにと思って始めたことが、結果的に私の健康づくりにもなっていることに気づきました。仕事や家事で忙しく、運動できないという方も、大切な人と一緒にするちょっとした機会や環境さえあれば、自然に体を動かすようになるのではないでしょうか。

―それは運動に限らないですね。

 ふだんの食生活でも同じことが言えますね。忙しいときなど特にそうだと思いますが、1人だと適当に食事を済ませがちなりますが、一緒に食べる大切な人がいると、栄養バランスをきちんと考えた食事を作るようになります。大切な人を思う気持ちは、人を動かす大きな原動力だと思います。

―御社が応援している「弁当の日」は大切な人を想う気持ちを育てる取り組みでもありますね。

 子どもたちはお弁当を自ら作る経験を通じて、食事を毎日作ってくれたり、用意してくれる保護者の深い愛情に気づきます。その経験から子どもたちは食の大切さや他人への思いやりを学んでいると思います。

―「スミセイバイタリティアクション」の具体的な活動内容は。

 健康に関する行動促進事業や理解促進事業など幅広い内容になりますが、中心的な取組みとしては全国110カ所で、日本代表選手らトップアスリートを講師にした親子スポーツイベントを開催します。親子での参加は、大きなこだわりの一つです。

―親子一緒だと楽しさ倍増ですね。

 自分の子どもにいろいろスポーツを体験させたいと、習い事やイベント情報などを調べたことがあります。多くが子どもだけを対象としており、親子で参加できるものが意外に少なく、残念に思った経験があります。
 特に小学生とその親を対象としたスポーツイベントはほとんど見かけませんでした。子ども限定のイベントでは、親は運動する子どもを見学するだけになってしまいます。親も参加できるイベントなら、子どもと一緒に体を動かすので、親自らの健康づくりにも役立ちますし、同じ体験を共有することで親子の絆も深まるはずです。

―昔に比べると親子一緒に遊ぶ姿を見かけません。

 家の中でゲームをする子どもが増えていることもあるでしょう。子どもと一緒に公園に行くと、ベンチでスマホをしている親の目の前で、独りで遊んでいる子どもの姿を見かけることもあります。私もついつい子育ての息抜きということでそうしてしまうこともあるのですがせっかく親子一緒で来ているのに、一緒に遊ばないのは、ちょっぴりもったいない気がします。
 今回の事業で、親子で体を動かすことの楽しさを多くの方に伝えていきたいと思います。一緒に遊ぶ親子で公園がいっぱいになればよいなあと思います。

―親子以外で参加できるイベントもありますか。

 親子スポーツイベント以外にも、友人などと一緒に参加いただけるファンランイベントなども企画中です。

―御社の事業と健康づくりの関係は。

 生命保険業を営む当社にとって、健康は本業と関係する重要なテーマであり、2018年度には、健康づくりの取組みを保険料に連動させる「健康増進型保険」の発売を予定しています。こうした新商品の発売に加え、社会貢献としての「スミセイバイタリティアクション」、職員の健康づくりとしての「健康経営」の3つの柱を立てて、「CSVプロジェクト」として推進しています。CSVプロジェクトでは、お客さま、社会、職員とともに「健康」という共有価値を創造していきたいと思っています。

※住友生命は2013年から「弁当の日」応援プロジェクトに協賛。「家族の絆」、「子どもたちに伝えたい想い」をテーマとした映画「はなちゃんのみそ汁」(2015年)のスペシャルサポーターとして全国での上映会なども実施してきました。