FW前田大然は裏への飛び出しが封じられ、不完全燃焼

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[8.20 J2第29節 横浜FC1-0水戸 ニッパツ]

 水戸ホーリーホックは攻撃陣が沈黙した。注目の19歳FW前田大然はシュート0本に終わり、「相手にうまく抑え込まれた試合だった」と険しい表情。スペースを消され、規格外のスピードを生かした突破は封じられた。「最近はどの試合も相手に対策を練られている。その中でもやっぱりゴールを決めないといけない」と課題を口にした。

 7月末に熊本から加入したFW齋藤恵太は初先発した前節の京都戦(2-0)で前田とツートップを組み、初ゴールを記録。この日は右SHで先発し、後半19分に最前線に上がったが、得点には絡めなかった。西ヶ谷隆之監督は「前節はいい形でできたけど、サイドハーフとしてはもう少し足りない」と辛口評価。それでも、「しっかり準備すればツートップでもサイドハーフでも使える選手になる」と24歳の成長に期待を寄せた。

 前線のユニットに新たな俊足アタッカーが加わり、FW林陵平は「チームにとっていいこと」と競争を歓迎した。前節は今季初めて出番がなかったが、先発に復帰。前半41分にはMF内田航平が右後方から入れたアーリークロスを巧みな胸トラップで落とし、右足シュート。「コントロールしていいところに置けたけど、GKも早いタイミングで飛び出してきたのでコースがなかった」と至近距離でセーブされ、チャンスを逸した。

 林はここまでチーム最多の10ゴールを記録。海外サッカーに造詣が深く、得点後に多彩な海外選手のゴールセレブレーションを披露してファンを楽しませてきたが、6月17日の第19節千葉戦(3-1)以来、10試合ゴールから離れている。「早い段階で2桁を取れたことはよかったけど、そこからゴールがないのはストライカーとして悔しい」。“生みの苦しみ”に直面しながらも、「ゴールパフォーマンスは何個も準備してる」と前だけを見据え、「早くゴールを決めてチームの勝利に貢献したい」と言葉に力を込めた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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