2ゴールを決めてパリSGサポーターを沸かせたネイマール。それ以外にも多くの決定機に絡み、この日も違いを見せつけた。 (C) REUTERS/AFLO

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 現地時間8月20日、リーグ・アン3節でパリ・サンジェルマンはトゥールーズと本拠地パルク・デ・プランスで対戦した。
 
 この試合で注目の的となったのは、8月3日にサッカー界史上最高額となる2億2200万ユーロ(284億円)でバルセロナからパリにやってきたブラジル代表FWのネイマールだ。
 
 リーグ・アンデビューを飾った前節のギャンガン戦で、1ゴール・1アシストとまさに千両役者の活躍を披露していたネイマールは、本拠地デビュー戦となるこの一戦でも、4-3-3の左ウイングに入って、立ち上がりから決定機を演出する。
 
 まずは、11分にレーバン・クルザワからのヒールパスを右足でシュート。さらに14分には右サイドを攻め上がったダニエウ・アウベスのグラウンダーのクロスボールを左足で捉えたが、いずれも枠を捉えることができなかった。
 
 そんな中、先手を取ったのはトゥールーズだ。18分、右サイドを果敢に突破したケルビン・アミアンのクロスボールを、マックス・グラデルがボレーで合わせてネットを揺らした。
 
 1点のビハインドを追うパリSGは、攻勢を強めてトゥールーズを押し込む。すると31分、期待の男が仕事をやってのける。敵ペナルティーエリアに左サイドからカットインしたネイマールは、ヒールパスで背後のアドリアン・ラビオへパス。これを受けたフランス代表MFの渾身のシュートは相手GKにセーブされるも、こぼれ球をフリーのネイマールが押し込んだのだ。
 
 前節に続いてのネイマールの得点でスタンドが湧きかえり、一気に逆転への気運が高まると、またしてもパリSGにブラジル代表FWから決定機が訪れる。35分、ネイマールとのワンツーパスに成功したラビオが、左足でミドルシュート。これがゴール右下へと吸い込まれたのだ。
 
 その後もホームチームが主導権を握った試合は、後半に入っても同様のペースで進行する。個の力で上回るパリSGは、トゥールーズを完全に押し込んで、ワンサイドゲームに持ち込んだ。
 
 そんなパリSGに急事が起こったのは69分。相手にスライディングタックルを見舞ったマルコ・ヴェッラッティが、この日2枚目の警告を受けて退場となったのだ。それでも動揺しないのが、今のパリSG。75分にネイマールがペナルティーエリア内で倒されてPKをゲット。これをエディソン・カバーニが難なく沈めて点差を広げた。
 
 その後、79分にCKをクリアしようとした主将のチアゴ・シウバが、オウンゴールを献上してトゥールーズに1点差に詰め寄られたパリSGだったが、試合終盤に立て続けにネットを揺らし、不穏な空気を吹き飛ばす。
 
 82分に途中出場のハビエル・パストーレが美しい弧を描いたミドルシュートを決め、84分には、クルザワがネイマールのライナー性のCKをバイシクルシュートで叩き込んだのだ。
 
 そして、このゴールショーを締めくくったのは、やはりネイマールだった。92分、敵ペナルティーエリア内でボールを持つと、果敢に仕掛け相手DFを翻弄。最後は、左足でゴール右下へと冷静に流し込んだ。ネイマールの2点目でトゥールーズの息の根を完全に止めたパリSGは、6-2と大勝した。
 
 自らの2ゴールを含めて5得点に絡む活躍を披露したネイマール。次節のサンテティエンヌとの首位攻防戦でも、そのパフォーマンスから目が離せない。