「手がかかる部下ほどかわいい」と思うのは合理的な理由がある

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「手がかかる子ほどかわいい」という表現があるが、これは、子育てに限らず、職場での上司と部下の関係でも当てはまるようだ。実際に、このように感じる人も多いのではないだろうか。では、なぜ、手がかかる部下ほどかわいいのか、かつて住宅メーカーの営業マンだった筆者が自らの経験などを含めて考えてみた。そこには、職場での人間関係に根ざす合理的な理由があった。(営業サポート・コンサルティング代表取締役、営業コンサルタント 菊原智明)

子育てだけではない
手がかかるほどかわいい部下

 子育てでは、しばしば「手がかかる子ほどかわいい」といった言い方をする。親の苦労に対する慰めの意味もあるかもしれないが、手がかかる分、その子どもに対してよりいっそう愛着が生まれるというのは、一面の事実でもあるのだろう。

 実は、これは子育てに限った話ではなく、職場での部下の教育に関しても言えることなのである。世の上司は、手がかかる部下の方にかわいげを感じる傾向があるようだ。

 このような話をすると《イヤイヤ、そんなバカなことはない。手がかからない部下の方がいいに決まっているだろう》と思う方もいるだろう。だが、それがそうでもないのだ。

 実例で解説させてほしい。

 今の営業現場において、チームの責任者はマネジメントのみ行う“専マネ”ではなく、自分でも商品を売りながら部下を育てるというプレイングマネジャー、つまり“ブレマネ”であるケースが多くなっている。

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