水谷豊、岸部一徳と時代劇で「相棒」に!檀れいもお転婆娘役で出演

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俳優の水谷豊が、BS朝日にて9月15日(金)に放送される「時代劇スペシャル『無用庵隠居修行』」(19:00〜20:54)で主演を務めることがわかった。

直木賞作家・海老沢泰久原作の短編時代小説をドラマ化した本作。水谷は、徳川家の直参旗本・大番士「日向半兵衛(ひなた はんべえ)」を演じる。また、そんな半兵衛の世話をしている用人「勝谷彦之助(かつや ひこのすけ)」役に岸部一徳。旗本の息女で、勝谷が半兵衛の後妻にと見合いを仕組む「奈津(なつ)」役に檀れいが決定している。

撮影を振り返り、本作で初めて裃(かみしも)を着たという水谷は「改めて時代劇を撮っていることを実感しました」としみじみ語り、演じる役柄については「半兵衛は早く欲も徳も無くして楽になりたいと思うキャラクターなので、それほど立派な武士でなくていいんです(笑)」と説明。さらに、「僕にも半兵衛のように思う時がありますし、それが人間の理想だと思います。どこか半兵衛が自分と重なるようにも感じています」と、共感していることを明かした。

また、これまで本格的な殺陣の経験もなかったということで「刀を使った殺陣は少し不安もありました」と語るも、「やってみるといいものだなと思いました。不思議なもので気が付くとみんなが倒れていますし(笑)」と、殺陣の魅力に気付いた様子。

共演者の岸部については、「『相棒』の時は官房長役で、僕より役職が上でしたが、今回の勝谷は幼なじみで僕が殿。僕の方が遠慮はいらないのですが、勝谷は生意気で図々しい(笑) そういう関係性も面白いですね」とコメント。そして檀については、「台本を読んでいた時、檀さんの芝居を想像しながら読んでいたのですが、実際に撮影するとそんな想像よりはるかに良い。可愛らしくて芝居が面白いです」と絶賛した。

最後に、「今回は時代劇とはいえ、肩の凝らない時代劇だと思います。最近は“時代劇はこうあらねばならぬ”という肩の凝る時代劇が多くなったような気もするので、普通に見られる時代劇の形、そんな理想を今回の作品に求めているような気がします」と作品の印象を明かしていた。

囲み会見後、現場ではこの作品の収録が続けて行われ、水谷と岸部は息ぴったり。あるシーンの撮影では、数回テスト演技をし、お互いの動きと台詞の間などを読み取りながら、本番で完璧に仕上げるといった流石ともいえるプロ技を見せてくれたかと思えば、茶目っ気たっぷりにアドリブを利かせる水谷や、楽しげにそれに反応していく岸部との掛け合いに現場のスタッフも釘付けだった。

そのほか、岸辺と檀のコメントは以下にて紹介する。

<岸部一徳>
僕が演じる勝谷は、側用人。いわゆる秘書のような人物ですが、今まであまりそういう役をやったことがなかったんです。今回はとにかく半兵衛にずっとついて回る役だったので、こんなに出番が多いとは思いませんでした(笑)。でも、それがすごく楽しくて面白いですね。『相棒』の時よりももう少し距離が近い相棒になった気分で楽しんで演じています。水谷さんもキチンとした侍の魅力もあるのですが、隠居をしたいという日常生活に重点を置く役がとても似合うと思いました。そういう意味では水谷さんの新しい魅力が出ている、これまでとはまた違う水谷さんが見られると思います。時代劇を見ている人は“時代劇という形”を楽しむのではなく、その中の人間を見て感動するという人が多いのではないでしょうか。そういう意味で伝統的なものを基本に、いろいろな時代劇を作ることが必要なのでは。この作品では新しい形の時代劇をお届けできると感じています。

<檀れい>
今まで時代劇では耐え忍ぶ女性の役が多くて、今回のようなお転婆という役はあまりなかったので、どう演じようか悩みました。でも、吉川一義監督も楽しい方ですし、水谷さんと岸部さんのなんとも言えない息の合ったお芝居がとても面白い。3人一緒のシーンが多いのですが、私としてはどうにかこのお2人の間に入れないものかと、もがいていました。お2人の仲にジェラシーを感じるぐらい(笑)。大奥に潜入するシーンもありますが、私としては大奥女中の衣装を着るのが初めて。衣装合わせの時から嬉しくて楽しかったです。水谷さんとは『相棒』で共演して以来になりますので、成長した姿をお見せしたいと思いました。岸部さんとはご一緒にお芝居をさせていただくのは初めて。静かな方ですが、ぼそっと言う一言や、表情がなんとも 言えずおかしかったです。今回の作品は時代劇ですが、若い人が見てもきっと楽しいと思います。敷居が高いとか難しく考えないで見ていただければ、もっと時代劇が見たくなるのではないかと思います。