18日、韓国日報によると、韓国の放送局MBC放送の記者とプロデューサーが、経営陣の退陣を要求して制作拒否に入っている中で、今度は一部のアナウンサーもこれに加わることになり、放送に支障が出るものとみられている。

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2017年8月18日、韓国日報によると、韓国の放送局MBC放送の記者とプロデューサーが、経営陣の退陣を要求して番組の制作拒否に入っている中で、今度は一部のアナウンサーもこれに加わることになり、放送に支障が出る見通しだ。

全国言論労働組合(言論労組)MBC本部によると、言論労組所属のアナウンサー27人が18日午前8時から業務の中断を宣言した。来週初めに決議文を発表し、記者会見を開く計画だ。MBCラジオ番組「眠れない理由カン・ダソンです」を担当するアナウンサーのカン・ダソン氏は、18日放送のエンディングコメントで制作拒否の意向を明らかにした。この番組は、19日から音楽だけが放送される予定だ。

MBCで製作拒否に参加した人は18日現在で280人に上る。記者146人(報道局80人、非報道局66人)、時事制作局の記者とプロデューサー30人、コンテンツ制作局プロデューサー30人、カメラ記者50人、アナウンサー27人などだ。

編成部のプロデューサー30人がゼネスト参加を全会一致で決議したのに続き、来週半ばからは制作拒否に参加する人はさらに増える見通しとなっている。ドラマ部門のプロデューサー50人も、18日に開かれた緊急総会で参加することを決定し、今後、番組別の進展状況を点検した後、制作拒否問題を議論することに決めた。芸能部門のプロデューサーとラジオ部門のプロデューサーも21日、それぞれ総会を開く。時事・教養番組の放送休止に続いて、ドラマ・芸能・ラジオ番組まで放送休止となった場合、経営陣にとって、大きな圧力になるとみられる。

言論労組MBC本部は24日から29日までゼネスト賛否投票を実施。可決された場合、12年にキム・ジェチョル社長(当時)退陣を要求して行った170日間のストライキ以後、5年ぶりにストライキに突入することになる。

事の発端は8日に暴露された「MBC版ブラックリスト」だ。このブラックリストには、12年のストライキに積極的に加担し、その後も言論労組専従者を支援したとしてMBCのカメラ記者らが名を連ねている。これを受け、MBC言論労組の組合員は、制作の自律性侵害とブラックリストの作成などに抗議。特にブラックリストの背後に、キム・ジャンギョムMBC社長と放送文化振興会のゴ・ヨンジュ理事長の存在があることを指摘し、両者を不当労働行為と放送法違反容疑などで告訴する予定だ。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「素晴らしいメディアに生まれ変わることを望んでいます。応援しています」「ストを支持する」「偏向性をもった経営陣は退陣せねばならない」「いつも応援している。頑張ってくれ」「真実のみを伝えるニュース番組に戻ってくれることを望む」など、MBC従業員の制作拒否の動きに賛同の声が多く寄せられた。その一方で、「この際、一度MBCを解体しろ。組織が腐りきっている」との声も見られた。(翻訳・編集/三田)