飼い主の感情は犬に影響する!

「飼い主さんが泣いていたら愛犬がほおを舐めて慰めてくれた」「飼い主さんが具合悪そうにしていると愛犬がそばに寄り添って寝始めた」という話を聞いたことはありませんか?あるいはそういう経験のある飼い主さんも多いのではないでしょうか。
犬は飼い主の感情を読み取ることができるの生き物です。そして、飼い主の感情に影響を受けやすいのです。「嬉しい」「楽しい」といった感情なら、それが愛犬に及ぼす影響もプラスの効果がありますが、犬は飼い主の「イライラ」にも気づいてストレスになってしまうこともあるのです。

もしも自分が犬だったら?

「犬が周囲にいる人間の感情に影響を受ける」というのは、研究機関などによる実験で明らかにされているそうですが、あまり実感がわかないという人もいますよね。
そこで「もし自分だったら」と考えてみてください。
例えば、「会社の上司が明らかにイライラしている」「家族が口喧嘩をしている」などの状況のとき、あなたは楽しい気分でいられますか?
おそらく多くの人が「こっちまで気が滅入る…」「自分までイライラしてきてしまった」となってしまうのではないでしょうか?
「犬が周囲にいる人間の感情に影響を受ける」というのは、まさにこの状況のことです。「楽しい」「嬉しい」「悲しい」「イライラする」「不安」など様々な感情を犬は読み取り、その影響を受けているのです。

犬は飼い主さんをよく見ている!

犬は1日の大半の時間を寝て過ごしていますが、そのほとんどは半覚醒状態です。飼い主さんが立ち上がると、寝ていたはずの愛犬がチラリと片目を開けて飼い主さんの動きを確認しているなんてことはよくありますよね。
犬は飼い主さんのことを毎日よーく観察しているのです。見ているのは行動だけではありません。飼い主さんの表情や声のトーンも犬はよーく観察しています。
また、汗の匂いなどからも、目の前の人が緊張状態にあるのかどうかも判別できるそうです。
愛犬に隠し事はできないようですね。

実際のお話

あるミニチュアシュナウザーの女の子は、飼い主さん夫妻が喧嘩をし始めると、ソワソワし始めて、その後まるで自分が怒られているかのように、椅子の下などに隠れてしまったそうです。

あるプードルの男の子は、お母さんがイライラしているのを察知すると絶対に近づかず、お父さんの膝の上から離れなくなるそうです。

あるミックス犬の男の子の飼い主さんが、ある日仕事のストレスで胃潰瘍になってしまいました。すると数日後、愛犬にも同様に潰瘍があることが発覚したそうです。

自分を大切にすることは愛犬を大切にすること

実際のお話にもあったように、飼い主さんのイライラで病気になってしまうワンちゃんもいるのです。
大事なのは「イライラを見せないこと」ではありません。犬はとても敏感な生き物ですから、隠そうとしても伝わってしまいます。
私たち飼い主が「心も体も健康である」ということが何よりも大切なのです。
イライラしがちな飼い主さんに飼われるよりも、心の満たされている飼い主さんに飼われる方が犬にとっても幸せだということです。

まとめ

我が家の愛犬も、やはり私たち家族の感情にはとても敏感です。家族が楽しそうにしている時には愛犬も尻尾を振りながら仲間に入ろうと近寄ってきますが、誰かがイライラしていると、愛犬の尻尾は下を向き不安げな表情を浮かべます。
愛犬にとっては家にいる時間が最も長く、飼い主さんの存在がとても大きいものです。
「家」という場所にイライラを持ち込まないようにしてあげるのも、飼い主さんの大切な役割なんですね。