白石区菊水の住宅街にある「中華そば カリフォルニア」

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2015(平成27)年のオープン当時から一般のリピーターだけでなく、ラーメンマニアや他店のラーメン店主も足繁く通うなど、話題を呼んでいる注目の店。そう、リーズナブルな価格設定なのに高い満足感を得られる、そんな理想のラーメンを食べさせてくれるのが今回のお店です。そんな注目のワンコインラーメンを取材してきました。

カリフォルニア/「煮干しそば」500円

「中華そば カリフォルニア」は、白石区菊水の住宅街にある、一見するとカフェのような外観のお店。ちょっと変わったネーミングは、お店のオープン前、店名に悩んでいたときにラジオから流れてきた「ホテルカリフォルニア」からヒントをもらったのだとか。外観や店名からはちょっと想像がつかないこのお店。いったいどんなラーメンを出してくれるのでしょうか。

まずはお店の一番人気メニュー「煮干しそば」(500円)が出てきました。早速、透明感のあるスープからは煮干しの濃厚な香りが漂ってきます。コシの強い中細のストレート麺が、深いコクのあるスープによくマッチしています。なぜか、店主が気まぐれでチョイスするのだという、豚ロースか豚バラのチャーシューとも相まって、食べ応え十分な一杯に仕上がっています。

「チャーシュウ肉わんたん」800円。旨味に奥行きを感じる煮干し系スープに、相性の良い中細ストレート麺のツルッとしたのど越しの良さが秀逸です。注目はトッピングの味わい深い肉厚のチャーシューと、歯応えのいいワンタン。こちらもスープと見事な組み合わせだということ。食べ応えも十分のボリュームです。

「東京で暮らしていたときに出会った”八王子ラーメン”の魅力に惹かれ、すぐにその店に弟子入りしました。その味に自分なりの工夫を加え、今の味が完成したんです」という店主の湯藤将志さん。麺はそのときに惚れ込んだ八王子のラーメン店で使われているものを使用。また、こだわりのスープには化学調味料を一切使っていません。その方が、ヘルシーなことに加え、飽きの来ない味を作ることができるんだそう。

店内は「女性や子供連れでも入りやすいように」との店主の配慮から地中海風のしゃれた内装に。カフェ風の外観と相まって、確かに女性だけでも入りやすそうですよね。誰でも入りやすい外観と内装、食べ応え十分なボリューム、化学調味料不使用のヘルシーさ、リーズナブルな価格設定、という複数の要素が一つになって、連日行列ができるこのお店。一度「ラーメンを食べに『カリフォルニア』まで」というのはいかがでしょうか?

■住所:札幌市白石区菊水3-4-4-6 ■電話:011・598・7773 ■時間:11:30〜15:00(LO14:45)、18:00〜22:30(LO22:00)※土曜・日曜・祝日は11:30〜15:00(LO) ■休み:月曜 ■席数:14席(禁煙)

【北海道ウォーカー編集部】