初のマスターズ決勝へ進んだキリオス「ワクワクしている」 [ウェスタン&サザン・オープン]

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 アメリカ・シンシナティで開催されている「ウェスタン&サザン・オープン」(ATP1000/8月13〜20日/賞金総額497万3120ドル436万2385ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第7シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が第14シードのジョン・イズナー(アメリカ)を7-6(4) 7-6(10)で下し、今大会で初となる決勝進出を決めた。

 昨年は、最終的に優勝したマリン・チリッチ(クロアチア)に準決勝で敗れていた、現在世界ランク11位のディミトロフは、2時間3分がかかったこの試合で一度だけダブルフォールトをおかし、アンフォーストエラーをわずか9本に抑えた。対するイズナーのアンフォーストエラーは28本だった。

 ディミトロフは決勝で、金曜日の準々決勝で世界2位のラファエル・ナダル(スペイン)をストレートで下したニック・キリオス(オーストラリア)と対戦する。キリオスはこの日、もうひとつの準決勝でダビド・フェレール(スペイン)を、やはり2セットともタイブレークにもつれる7-6(3) 7-6(4)で倒した。

「今日の対戦は、非常に辛抱強く戦わなければならない試合のひとつだったと思う」とディミトロフは言った。

「僕の意見では、それがカギだった。ジョンを相手に多くのラリーはないだろうということはわかっていた。彼が強烈で大胆なサービスを打ち込んでくることもわかっていた。僕はただ落ち着きを保ち、手にしたすべてのチャンスを活用しなければならなかったんだ。終わってみれば、僕にとって最大の違いを生んだのは、ほんの数ポイントだったと思う。言うまでもなく勝つことができてうれしいが、何より、自分が試合を通し、しっかりとした姿勢を維持して戦い続けることができたことを、非常にうれしく思う」

「僕は厳しい瞬間にも、ただただ落ち着きを保ち続けた。外から見てもハラハラする試合だったのはわかっているが、コート上にいて時速227kmのサービスを受けなければならないとなると、いっそう厳しいものだからね」

 イズナーの意見でも、ディミトロフの冷静さはカギだった。

「違いは、彼(ディミトロフ)のほうが、重要な瞬間にずっと果断だったということだ」とイズナーは言った。「彼はまた、重要な瞬間に、より落ち着いていたし、よりのびのびとプレーしていた。彼は高いレベルの試合をプレーしていたと思う。彼は間違いなく好調だよ。僕は今日、ほかの多くの選手たちを倒すに十分なだけ、いいプレーをしていた----ただ彼を倒すには十分でなかったというだけで」。

 一方、世界23位のキリオスは、彼にとって初めてのATPマスターズ決勝を戦うことになる。それは彼のキャリアでもっともレベルの高い決勝だ。

「言うまでもなく、ワクワクしているよ。でもそれは僕にとって、もうひとつのテニスの試合にすぎない」とキリオスは言った。「ただコートに出て行ってサービスを打ち込み、何が起こるか見てみよう。そこで何が起ころうが、起きることは起きるのさ。厳しい試合になるだろう」。

 ナイターで行われた準決勝で、キリオスとフェレールは目覚ましくも効果的なサービスを見せた。彼らはふたり合わせて6つのブレークポイントを手にしたが、そのすべてがセーブされていたのだ。

「彼のサービスは本当にいいね」と31位のフェレールは言った。「2度目のタイブレークでは、まったく僕にチャンスはなかった。重要な瞬間でのセカンドサービスからのポイントで、彼はアグレッシブにプレーしてきた」。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「ウェスタン&サザン・オープン」の男子シングルスでダビド・フェレール(スペイン)を倒し、ATP1000(マスターズ)の大会で初の決勝進出を決めたニック・キリオス(オーストラリア)(写真◎Getty Images)
Photo: MASON, OH - AUGUST 19: David Ferrer of Spain congratulates Nick Kyrgiuos of Australia after their match during day 8 of the Western & Southern Open at the Lindner Family Tennis Center on August 19, 2017 in Mason, Ohio. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)