藤本が結婚&出産後初勝利!(提供:大会事務局)

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<ネスレインビテーショナル 日本プロゴルフマッチプレー選手権 レクサス杯 最終日(準決勝・決勝)◇20日◇恵庭カントリー倶楽部(6,903ヤード・パー72)>
北海道の恵庭カントリー倶楽部を舞台に開催された「ネスレインビテーショナル日本プロゴルフマッチプレー選手権レクサス杯」の最終日。午前中に準決勝の2試合、午後からは決勝戦が行われた。
【スイング解説】左ヒジが引けてるけど…藤本佳則はアマの“手羽先”とは違う!
準決勝の1つ目のマッチでは、小平智と小池一平が対戦。小平智が2番ホールから圧巻の4連続バーディを奪い4アップとし、その勢いのままに決勝進出を決めた。もう1つのマッチでは、藤本佳則が松村道央を3&2で破り、決勝へ駒を進めた。
決勝は、ともに27歳の小平と藤本という同級生対決。最終ホールまでもつれ込む熱戦は、藤本が2アップで小平を破り、3年前に決勝で破れた雪辱を晴らした。
スタートホールの1番で、いきなり小平がバーディを決めて先制パンチ決めるが、続く2番から、藤本が3ホール連続で奪い返し流れを引き寄せた。同級生同士ということもあり途中は談笑をするシーンもあったが、1億円がかかった試合なだけに、終盤に入り徐々にピリッとした雰囲気へ。藤本の3アップで迎えた15番、16番を小平が奪い返し、流れを完全に掴もうとして迎えた17番。藤本もこのホールが鍵だったと振り返る。ここで藤本はティショットを左の林に打ち込み、セカンドショットは出すだけ。3打目もグリーンに乗らないという状況となったが、最後のカラーからのパーパットをねじ込み、ドローへと持ち込んだ。「あのパットが入ってなかったら、多分18番も取られていたと思います」。
藤本は北海道へ来る前に、ちょっとしたことで夫婦喧嘩をしたそう。そのまま自宅を出た藤本は、今週、一度も連絡をしていないと言う。「この優勝は嫁さんが一番喜んでいるんじゃないですかね。これで帰ってまだ機嫌が悪かったらどうしようもないですよ(笑)」。笑いながら話す藤本だが、この1勝は仲直りするためだけではない特別な意味を持っていた。
2013年を最後に優勝から遠ざかっていた藤本にとって、今回の優勝はツアー外競技ながら、結婚後、そして子どもが生まれてからの初勝利ということになる。「この優勝は嫁さんが一番喜んでいる」。その言葉には藤本の奥さんへの愛情が詰まっているように感じた。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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