日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)の調査によると、日本の10代のスマートフォンの普及率は94.0%。通話だけでなく、情報収集やコミュニケーションになくてはならないものになっていることが見てとれます。しかし、100%でないということは、まだ未所持の人もいるということ。

鳥をモチーフにした絵や細工物を作る工房『トリル』のユカワアツコさん(@trill_yukawa)が千葉の電車で見かけたという女子高生3人の様子を描いたイラストメモを『Twitter』にツイート。そのうちのひとりがスマホを持たず、定期券入れをいじる様を「おもしろく やがて哀しき」と評しています。

スマホをいじるふたりに対して、定期券入れの子が入れていたのは犬の写真。ときどきちょっとさわるのは、撫でている感覚でいるのでしょうか。

「切なくて泣きそうになった」という反応に対して、ユカワさんは友だちが「スマホのふりしてるの気づいてるだろうに、とくにツッコミもせず。優しいなー」と返して、「でも、ほんの少し前は、みんなでおしゃべりしながら帰れてたんだろうね」と述べています。

このイラストメモには、「数年前までやっていた」「高校卒業するまでケータイ持たなかったから雰囲気わかる」といった声が相次いでいたほか、「自分も動物の写真見るとナデナデするな」といった声も。ほかにも、「友達と一緒にいるはずなのに、疎外感を感じちゃう」といった感想も見られました。

「読んだ後やさしい気持ちになる」「切ないさもあるけど、かわいい」といった声もあったこのイラスト。スマホネイティブがもたらした時代の雰囲気を切り取ったシーンとして優秀でもあり、共感する人も多かったようでした。

※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/trill_yukawa/status/897899882853289984 [リンク]

―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』