フィリピン海で発見された米軍の重巡洋艦インディアナポリスのいかり、ポール・アレン氏提供(2017年8月19日公開)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(写真追加)第2次世界大戦(World War II)中に日本軍の魚雷で撃沈した米軍の重巡洋艦インディアナポリス(USS Indianapolis)の残骸が72年ぶりに発見された。研究者らが19日に発表した。

 民間探査チームを率いる米マイクロソフト(Microsoft)の共同創業者ポール・アレン(Paul Allen)氏によると、残骸が見つかったのはフィリピン海(Philippine Sea)の水深5.5キロの海底。

 インディアナポリスは大戦末期、広島に投下された原爆の部品を運ぶ秘密作戦を終えてまもなく撃沈された。米海軍によると、インディアナポリスはわずか12分で沈んだため、遭難信号を発信することも救命装置を使うこともできなかった。

 魚雷を受けた直後は乗員1196人のうち約800人が生きていた。しかし、サメが多い海域で数日間過ごした末に生き延びた人は316人にすぎなかった。脱水症や溺れて亡くなった人もいる。米海軍によると生き残った乗組員のうち22人が今も存命だという。

 インディアナポリスは戦没者の墓であるため、米国の法律によって現状変更はできないことになっている。アレン氏のチームは数週間以内に残骸のライブツアーを行う計画だ。
【翻訳編集】AFPBB News