日本の外国人留学生は増加の一途をたどっている。日本学生支援機構の2016年の統計によると、留学生の出身地として最も多いのは10万人近くの中国で41.2%を占め、次いでベトナムが22.5%を占めたという。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の外国人留学生は増加の一途をたどっている。日本学生支援機構の2016年の統計によると、留学生の出身地として最も多いのは10万人近くの中国で41.2%を占め、次いでベトナムが22.5%を占めたという。

 日本が中国人に人気の留学先であることが見て取れるが、果たして本当に日本は留学先として最適なのだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本留学という選択のプラスとマイナスの両面を分析する記事を掲載した。

 日本留学のメリットとして記事は、中国と距離的に近いことに加え、日本の教育はアジアのなかではトップレベルと認識されていることなどを指摘。ほかにも、法律上勤務時間の上限が決められているものの、アルバイトで生活費を補うことができ、日本の企業も留学生の採用に積極的で就職も可能であることを挙げた。

 一方のデメリットとして、現在の日本では留学生の多い中国、ベトナムをはじめ5カ国の留学生に対する入国審査を厳しくする方針だという。目的は不法滞在防止のためだが、外国人からは不満が噴出し、これを期に日本で生活する際の問題点が話題にあがっているとした。例えば、日本で部屋を借りる場合、家賃のほかに敷金や礼金、保険代などが加わり、初期費用が「驚くほどの高額」であること、労働基準法に違反した研修生への待遇などだ。

 研修生への待遇に関しては、実際、調査対象となった企業5173社のうち、実に7割もの企業が労働基準法や労働安全衛生法に違反していたという。さらに就職活動における差別を感じる留学生も少なくないようだ。友好的ではないわけではないものの、日本人と同じような扱いを受けることはなく、「民族の優越感が外国人に対する不公平となって表れている」とした。

 記事は結びに、日本留学を検討しているならば、まずは旅行でも良いのでひと目見てみることを勧め、見聞を広めるためにも「色彩豊かな外の世界」に出ることは価値あることであり、後悔を恐れず一歩踏み出してみるよう主張した。文化や習慣が違えば苦労はつきものだが、留学先として日本を選ぶのは総合的に良い選択だと言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)