夏以外にも食べたい!ぱぱっと作れる「そうめん」アレンジ術

写真拡大 (全13枚)

そうめん」といえば、めんつゆで食べるのが一般的。もちろんこの食べ方はおいしい&楽ちんではあるのですが、これが続くと飽きてしまいます。筆者は麺類が好きなものの、そうめんの優先順位はかなり低めです。どうも物足りないなーと思ってしまうんですよね。

そこで試してみたのが、「そうめんいなり」と「つけ汁そうめん」。そうめんって実はいろんな楽しみ方ができる麺類なんです。さっそく作り方をご紹介しましょう。
 

■市販の味付けお揚げに詰めるだけ「そうめんいなり」

「そうめんいなり」は、いなり寿司のお揚げの中身をそうめんにするというもの。とはいえ、そうめんだけでは物足りないので、薬味や彩りとなる食材もプラスします。

そうめん 2束いなり寿司用お揚げ(味付け済み) 10枚大葉 10枚みょうが 1個プチトマト 10個錦糸卵 適量(今回は卵2個分)めんつゆ 大さじ2ごま油 適量

今回は10個分の食材を用意しています。錦糸卵は市販のものでも構いません。

大葉、みょうがは千切り、トマトは半分にカットします。そうめんは規定通りの時間で茹でて準備しておきましょう。

そうめんの下ごしらえとして、分量のめんつゆとごま油をかけて、よく混ぜておいてください。お揚げに味が付いているので、少し薄いかなというくらいに留めましょう。

あとは、お揚げにそうめん、錦糸卵、みょうが、大葉、プチトマトの順に詰めていくだけ。そうめんは8〜9割程度まで詰めたほうが、ボリュームが出て見栄えも良くなります。

 

■そうめんと甘辛いお揚げのハーモニーが至福

こちらが完成したそうめんいなりです。

見た目が華やかなので、子どももよろこんで食べそうですね。そういえば、そうめんを茹でる以外に火を使わないので、作る工程も親子で一緒に楽しめるはず。たくさん作りたいときは、お揚げを自分で甘辛く炊けばコストダウンできますよ。

肝心のお味は、お揚げの甘辛さが口いっぱいに広がり、そうめんもいい塩梅。大葉とみょうがもいいアクセントになっていて、甘いだけじゃないのがオトナの味わいです。そうめんを使えばごはんよりもローカロリーですし、ついついたくさん食べても罪悪感が少なそうです。

 

■元ネタは漫画『3月のライオン』、「つけ汁そうめん」

続いて作るのは、「つけ汁そうめん」です。これを作るに至ったきっかけは、漫画『3月のライオン』(羽海野チカ作/白泉社)でした。将棋を取り巻く人々の物語でありながらも、ストーリー内に出てくる料理がとにかくおいしそうなのもこの漫画の魅力。そのなかでも、筆者がずっと気になっていたのが、12巻に出てくる「つけ汁そうめん」だったのです。

今回は4人分の材料を用意しました。

そうめん 4束豚こま切れ 200gなす 2本しめじ 1パックオクラ 10本生姜 1かけみょうが 適量(なくても可)めんつゆ 400〜500ml(今回は等倍タイプのものを使用)ごま油 適量

漫画のなかでは玉ねぎを使っていましたが、彩りを考えて今回はオクラを代わりに使っています。また、上記とは別にお湯もしくは水を400ml(めんつゆと同量)も用意しました。

生姜はみじん切り(千切りでもOK)、豚肉、なすはひと口大、オクラは1cm程度の輪切りにします。しめじは根本を切り落として小分けにしてください。あと、みょうがは薬味として使うので、千切りにしておきます。

まずはフライパンに多めのごま油を入れ、生姜を炒めていきます。このとき、生姜から香りが出てきたと感じたら次の工程へ。

続いて、豚肉を入れて炒めます。生姜と一緒に炒めれば、味付けのアクセントになるのはもちろん、豚肉の臭みを消すこともできるんです。

焼き色がついたら、なす、しめじを入れて、しんなりするまで炒めていきましょう。

あとは、お湯もしくは水を加え、味を見ながらめんつゆを加えていきます。今回は、お湯400mlに対し、めんつゆ400mlを使いました。これだと汁が少なめだったので、最初に500ml程度のお湯を加えて、めんつゆで味を調整するといいかもしれません。

オクラは変色防ぎたいので、このタイミングで入れました。少し待って全体がぐつぐつ煮立ってくれば、漬け汁は完成。あとは、そうめんを規定通りの時間で茹で、キリッと冷やしておきましょう。

 

■つけ汁の味わいの奥深さと具材のチョイスが完璧

完成したつけ汁そうめんを早速いただきます!

味付けはめんつゆだけなのに、生姜の香りや豚肉の旨みがぎゅっとつけ汁に染み出ていて、味わいに深みが生まれています。なにより、ごま油と豚肉の油が染み込んだなすが、最高の名脇役に大変身! 思いつきで入れたオクラのシャクシャクした歯ごたえもいい感じです。

さらに、薬味として加えたみょうがが油っぽさを中和してくれて、“こってり”と“さっぱり”が上手く共存しているのもポイント。みょうがはたっぷりめに用意したほうが良さそうです。

漫画のなかでは、川本姉妹が無限ループで食べていましたが、これはループしたくなるのもわかります。筆者も4人で4束のはずが、追加で2束食べてしまいました。むしろまだまだ食べられた! つけ汁そうめん、恐るべしですね。

*  *  *

夏に買いすぎて余りがちなそうめんも、ひと手間加えるだけでもっと食べたくなるごちそうに変身します。オリジナルのそうめんの食べ方を追求して、この夏はそうめんマスターになりましょう!

 

(料理・写真・文/今西絢美)

いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。