ポルトガル移籍浮上の中島、去就に口閉ざす 26日横浜FM戦がラストマッチの可能性も

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浦和戦でバー直撃のシュート放つもノーゴール 去就は「まだ何とも言えない」

 FC東京のMF中島翔哉は、19日のJ1第23節で途中出場してポスト直撃のシュートを放つもノーゴールに終わり、チームも1-2で敗れた。

 ポルトガル移籍が取り沙汰される状況のなか、試合後には「まだ決まっていないので何とも言えない」と去就に関しては口を閉ざした。

 FC東京は前半のうちに1-2とビハインドを背負うと、後半開始からFWピーター・ウタカを投入したが、同4分にMF室屋成が負傷してプレー続行不可能になり早くも2枚目の交代カードを使ってしまった。それでも、同17分という早い段階で3枚目の交代カードとして中島が起用された。

「インサイドハーフに入って、ドリブルでボールを運んでくれという指示を受けた」という中島は攻撃のアクセントになったが、浦和の守備陣は攻略しきれず。それでもアディショナルタイムにはペナルティーエリアのすぐ外から右足を振り抜いて同点ゴールを狙ったが、ボールは右ポストを直撃してゴールとはならなかった。

 同点弾を逃した中島は「狙い通りのシュートは打てなかった。決められるチャンスだったし、ゴールを決めて逆転したかった。もっと練習して上手くなりたい」と、試合後に悔しさを語った。

「目の前のゲームに全力で臨む」と力込める

中島はポルトガルメディアで1部ポルティモネンセから期限付き移籍のオファーが届き、合意間近と報じられている。その去就については「まだ決まっていないので何とも言えない」としながら、「目の前のゲームに全力で臨むのは変わらない」と力を込めた。

移籍交渉がまとまれば、26日の次節、敵地での横浜F・マリノス戦がラストゲームになる可能性もある。昨年はリオデジャネイロ五輪で日本の「10番」を背負った期待の存在は、次節こそ勝利をもたらすことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images