ラツィオに所属するケイタ・バルデ・ディアオ【写真:Getty Images】

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 ラツィオに所属するセネガル代表FWケイタ・バルデ・ディアオの代理人がクラブの対応を非難していたが、ラツィオの会長を務めるクラウディオ・ロティート氏が選手側の言い分を完全否定している。19日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じた。

 先日、ケイタのロベルト・カレンダ代理人は「プレーを拒否した、あるいは負傷があったという噂をきっぱりと否定する。彼は常に練習に力を入れ、試合に向けた準備を行なっていた。昨季は16得点を決める活躍を見せた。それなのに、クラブは適切な契約更新のオファーを提示していない。シーズン最初の試合にも招集していない。連絡もなかった。明らかに、クラブは選手に対して投資する意思がないことを表している。この真実を隠すために、噂を理由にしたんだ」と発言。

 現地時間14日に行われたスーペルコッパ・イタリアーナ(イタリア・スーパー杯)のユベントス戦でケイタを招集メンバーから外したこと、2018年6月で契約満了となるのに契約延長オファーを提示していないことなど、一連のクラブの対応を非難した。ユベントスからオファーを受け取っているにもかかわらず、クラブから連絡が来ていないとも発言している。

 クラブに対して不満を募らせているケイタは、イタリア・スーパー杯の優勝パーティや練習を無断欠席。同選手とクラブの関係が修復不可能なレベルまで悪化していた。

 これらに対し、ロティート会長は「まず第一に、ケイタに対して新しい契約を提示していないという話は事実ではない。彼の代理人とは2度会ったし、ケイタの兄も出席していた。ミロスラフ・クローゼに匹敵する年俸200万ユーロ(約2億5700万円)の金額を提示したが、それに対する反応は移籍したいというものだった」と語っている。

 続けて「3つの正式なオファーが届いている。何なら証拠を差し出すことも出来るよ。ミランは3500万ユーロ(約45億円)、ウェスト・ハムは3200万ユーロ(約41億円)、ナポリは3000万ユーロ(約38億5000万円)を提示してきた。しかし、ケイタと代理人は3つ全て興味がないと言い、望む移籍先はユベントスだけと答えたんだ」とし、「ユベントスは移籍金1500万ユーロ(約19億3000万円)が適切だと考えているようだが、受け取ったオファーの一番低い値段の半分で選手を売ることは出来ない。3000万ユーロのオファーが届いているのに、その半分で売ると思うかい?」とコメント。

 最後に「法的処置も検討している。契約を尊重するのは当たり前のこと。選手自ら試合出場を拒否するなんてあってはならない。一方的な決定によって、シモーネ・インザーギ監督がメンバーから外す選択をしたというのは嘘だ」と答え、選手側の言い分を完全否定している。

 なお、ロティート会長は「許容範囲のオファーが届けばどんなクラブに対してでも選手の売却に応じる」と語っており、ユベントスへの売却を拒んでいるわけではない。ただ、ユベントスのジュゼッペ・マロッタCEOは「我々はロティート会長に対して適切なオファーを提示した。ただ彼は戦略的な決断(オファーを拒否)を下したため、我々は撤退することにした」と答え、ケイタ獲得からの撤退を宣言している。

text by 編集部