英・柔道元五輪選手、スペインのテロ事件に巻き込まれる(画像は『Mirror 2017年8月18日付「Brit judo champion shot in foot after being caught in crossfire as Spanish cops took out terror gang」』(Image: Press Association)のスクリーンショット)

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スペイン・バルセロナ中心部で現地時間17日夕刻に起きた、暴走車が歩行者を次々とはねるというテロ事件。同じカタルーニャ州のカンブリスという町でもその数時間後に同様の事件が起き、ともに実行犯は警察により射殺されたが、イギリスから来ていた五輪選手がそこに巻き込まれてしまったもようだ。英大手メディアや『judoinside.com』などが報じている。

大勢の歩行者をはねることを目的に車が暴走し13人が死亡、約120人が負傷したバルセロナ・テロ事件。車に乗っていた犯人たちは警察官に射殺されたが、運転していた男は逃走。その後バルセロナの南西約100kmに位置するカンブリスでも同様のテロ事件が起きた。イスラム過激派思想に傾倒した者によるジハード(聖戦)として2つの事件は関連性があると考えられ、動機や協力者の存在などさらなる捜査が行われている。

そのカンブリス・テロ事件ではスペイン警察が複数回発砲して実行犯を射殺するに至ったが、警察官を含む7名の死傷者が出ており、その被害者の1人が8月16〜20日にカンブリスで開催された柔道キャンプにコーチとして参加していたオリンピック柔道の元英代表選手ウィンストン・ゴードンさん(40)であった。『judoinside.com』の取材に彼はこのように話している。

「18日午前1時ごろ、僕は6人ほどの友人とバーでビールを飲んでいた。すると目の前を恐怖におびえた表情で2人の少女が走り去ったんだ。僕はすぐそばにいた少年に掴みかかり『おい、何があったんだ』と問い詰めた。すると『あれ(事故現場)を見てごらんよ』という返事だった。少年は“Allahu Akbar, Allahu Akbar(アッラーフ・アクバル/アッラーの神は偉大なり)”と叫び、これはマズイと悟って皆に『逃げろ』と指示したよ。その後に銃声が鳴り響き、2発目の銃声とともに僕の脚に激痛が走ったんだ」などと語っている。

イギリスの元柔道チャンピオンで大学や五輪のコーチを務めてきたフィッツロイ・デイヴィーズ氏も、この事故の現場を目撃して警察に通報した1人である。『BBC』とのインタビューに応じ「警察官は30秒以内に現場に駆け付けました」として彼らの銃弾に犯人が倒れるまでの様子を語っている。そしてウィンストンさんの負傷の程度について「病院に行って治療を受けましたが、かすり傷程度だと思います」と説明。イギリスの柔道ファンを安心させていた。

画像は『Mirror 2017年8月18日付「Brit judo champion shot in foot after being caught in crossfire as Spanish cops took out terror gang」』(Image: Press Association)のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)