2009年全米オープン8強のメラニー・ウダンが9年間の現役生活に幕

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 2009年の全米オープンでベスト8入りを果たした25歳のメラニー・ウダン(アメリカ)が、今シーズン限りで約9年間の現役生活に終止符を打つことをツイッターで発表した。

「テニスをしてきたことでたくさんのことが得られたし、本当に感謝しています。私が思うようなキャリアではなかったけれど、人生は常に思い通りにはいかないものよね」とウダンはコメントした。

 ウダンは近年、一連の健康上の問題を抱えていた。2013年に筋損傷状態である横紋筋融解症と診断され、その翌年には心拍数が異常に高くなる症状が時折みられ、これまでそれらの治療を行ってきた。

 ウダンは、昨年のITF(国際テニス連盟)下部大会への参戦を最後に、ツアーでプレーしていなかった。

「不運にも2012年の終わり頃から、体調不良やケガに悩まされてきました。復帰のために一生懸命頑張っても、またほかに悪いところ出てくることの連続でした。この5年間は、精神的にも肉体的にも本当につらかったわ」

 シングルスの世界ランクでキャリア最高31位だったウダンは、現在428位にまでランキングを落としていた。

 ジョージア州マリエッタ出身のウダンは、2012年にバーミンガム(WTAプレミア/グラスコート)でツアー初優勝を果たし、2011年の全米オープンではジャック・ソック(アメリカ)とのペアでミックスダブルスのタイトルを獲得した。さらに、フェドカップのアメリカ代表としてプレーした経験もある。

 2009年の全米オープンでは、当時世界ランク70位に過ぎなかった17歳のウダンが、マリア・シャラポワ(ロシア)や北京五輪金メダリストのエレナ・デメンティエワ(ロシア)など、自分よりランキングの高い4人の選手を次々と倒し、ベスト8入りを果たした選手としては1999年のセレナ・ウィリアムズ(アメリカ)以来の最年少記録をマークした。

 その年の全米オープンで「BELIEVE」と文字の入ったシューズを履いていたウダンは、ツイッターで3つのメッセージをファンや関係者に送り、メッセージの最後には大文字で「BELIEVE」と書き添えていた。

「本当にツアーを離れるのはさみしいことだけど、キャリアを通じて、皆の温かい支援の中でプレーできたことを誇りに思います。私の大好きなスポーツができなくなるのは悲しいことだけど、自分の未来にはきっといいことがあるのだと楽観視しているわ」とウダンはコメントした。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は今シーズン限りで約9年間の現役生活に終止符を打つことをツイッターで発表した25歳のメラニー・ウダン(2014年のシンシナティの大会でのもの)
Photo:CINCINNATI, OH - AUGUST 09: Melanie Oudin serves to Annika Beck of Germany during a match on day 1 of the Western and Southern Open on August 9, 2014 in Cincinnati, Ohio. (Photo by Jonathan Moore/Getty Images)