中国・四川省の書店(2016年9月7日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】人生は小説よりも奇なり──中国の有名な犯罪小説家が20年前に起きた4人の殺害事件に関連して逮捕された。

 東部・浙江省(Zhejiang)の警察当局はこの22年間、宿泊施設で起きた殺害事件の解明に努めてきた。事件に関与した可能性がある人物や手掛かりに関する書類が積み上がっていく中、今月初め、未解決事件の答えは地元の書店に隠れていた可能性があることが分かった。

 警察の発表によると、作家の劉永彪(Liu Yongbiao)容疑者(53)は先週、浙江省の隣の安徽(Anhui)省の自宅で、もう1人の人物と共に逮捕された。2人は殺害を認めたという。

 中国ニュースサイト「澎湃新聞(The Paper)」によると、劉容疑者は自身の小説「The Guilty Secret(罪深い秘密)」の序文の中で、連続殺人を犯すも決して捕まらない文章家を主人公にした作品の続編に取りかかっていると明かしていた。

 警察によると、事件は1995年11月、強盗目的で宿泊施設にチェックインした2人の男が、結果的に宿泊施設の所有者の夫妻とその孫息子、宿泊客1人を殺害したもの。

 当時はまだ科学捜査の技術が不十分だったため、警察が頼りにしたのは、2人の男は安徽省のなまりが強かったという、宿泊施設の従業員の記憶のみだった。

 それから22年近くたった今月、警察はDNA鑑定などから事件解明へ「突破口」を開き、劉容疑者らにたどり着いたという。
【翻訳編集】AFPBB News