現地でシャルケ退団濃厚と報じられた内田。その去就に注目が集まる。(C)Getty Images

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 日本代表DFの内田篤人に、7年間所属したシャルケを退団する可能性が急浮上している。現地時間8月19日、ドイツの『ビルト』紙が伝えた。
 
 2010年夏に鹿島アントラーズからシャルケに移籍した内田は、1年目から右SBのレギュラーに定着。ブンデスリーガやチャンピオンズ・リーグで活躍した。
 
 しかし、2015年6月に長年に渡って痛みを抱えていた右膝を手術。長期のリハビリを経て、16年12月のレッドブル・ザルツブルク戦(ヨーロッパリーグ)で戦列復帰したが、16-17シーズンの出番は結局この1試合のみだった。
 
 完全復活を期した新シーズンは、プレシーズン頭から全体練習に参加。ドメニコ・テデスコ新監督の下、3-4-3システムの中で右サイドに加えて左サイドでも試された。しかし、不慣れな左WBではやはり満足にアピールできず、右WBの序列でもダニエル・カリジューリ、コケに続く3番手に甘んじる。
 
 そして、今シーズン初の公式戦となった8月14日のDFBカップ1回戦では、ベンチメンバーからも外れた。新シーズンのシャルケは欧州カップ戦に出場しないため、戦うのはブンデスリーガとDFBカップのみ。内田にとってはかなり苦しい立場だ。
 
 この状況に業を煮やしたか。18日に内田は代理人を連れ立ってクリスチャン・ハイデルSDと話し合いの場を持ったという。そしてビルト紙は、指揮官が「レギュラー争いが激しく出場機会を得るのは難しい」と本人に伝えたことも含め、退団が濃厚になったと報道。代理人も「選手にとって何がベストか考えて数日で結論を出したい」と語ったという。
 
 シャルケとの現行契約が来夏で切れる内田は、6月30日の離日時に「(欧州は)8月いっぱい移籍市場が開いている。これだけ長く怪我していて、チームの構想に入ってなかったら仕方がない」と心情を吐露していた。
 
 仮にこのままシャルケ退団となったとして、欧州の移籍市場は8月31日まで開いているが、実績十分とはいえ過去2年半をほぼ棒に振っている29歳にはたして声は掛かるのか。しかし、8月18日で日本の夏の移籍市場は閉まっており、古巣の鹿島を含めてJリーグのクラブと契約しても、選手登録してピッチに立てるのは来年以降だ。その去就に注目が集まる。